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年齢別のお手伝い:4歳から自立する力を育てる

くつした、植木ばち、本。

「自分でやったほうが早いから」と、つい言ってしまう親は多いものです。たしかに今日は早くすみます。でも、自分のお皿を流しに運ぶ4歳の子や、せんたく物を分ける7歳の子は、家事以上のことを学んでいます。自分ひとりでできること、自分も家族のくらしの一部であること、そしてひとつの仕事を最初から最後までやりとげる方法です。この記事では、年齢別のお手伝い、教え方、毎日の言い合いにしないためのコツを紹介します。

お手伝いにはどんないいことがある?

  • 「できた」という自信。 「自分でやったよ」はとても大きな気持ちです。ごっこではない、ほんとうの仕事が自信を育てます。
  • 家族の一員という実感。 みんなが手を貸せば、家は親が子どものために整えるものではなく、家族みんなで大切にするものになります。
  • かくれた考える練習。 くつしたのペアさがしはなかま分け。食卓の準備は数えることと1対1の対応。サンドイッチづくりは順番どおりに手順を進めること。おもちゃの片づけは、何をどこにしまうかを決めることです。
  • これから先の習慣。 自分のかばんを用意するような小さな習慣は、早くから練習しておくと、学校で求められることが増えても続けやすくなります。

年齢別のお手伝い

おおよその目安です。子どもによってちがいますし、安全にできることは親がいちばんよくわかっています。

年齢(目安) ためしたいお手伝い
4〜5歳 おもちゃを箱にもどす、よごれた服をかごに入れる、くつしたのペアをさがす、植物に水をやる、スプーンを食卓にならべる、ペットのごはんを手伝う
6〜7歳 食卓の準備と片づけ、ふとんやベッドを整える(だいたいでOK)、せんたく物を色で分ける、買ってきたものをしまう、くだものを洗う、自分のたなを整える
8〜10歳 自分の服をたたんでしまう、学校のかばんを用意する、かんたんな朝ごはんをつくる、ごみを分別する、ひと部屋をほうきではく、買い物リストづくりを手伝う

よく切れる包丁、熱いなべ、コンロ、オーブン、洗剤を使うことは大人がするか、大人がすぐとなりについていましょう。

お手伝いを手順に分ける

「部屋を片づけて」は、小さな子にとって大きすぎます。どこから始めればいいかわからず、結局始められません。

  • 手順を言葉にする。 「ベッドを整える」なら、1. まくらを上に置く、2. ふとんを引き上げる、3. 平らにのばす。
  • 絵の手順表を使う。 手順ごとにかんたんな絵をかくか印刷して、その仕事をする場所にはります。字が読めない子でも見て進められます。
  • 毎回同じ順番で。 手順がいつも同じ順番だと、決まった流れになり、声をかけなくても子どもが覚えられます。
  • 1回に小さな場所ひとつ。 「まず本をたなに、次に車を箱に」。

教えたら、少しはなれる

  1. いっしょにやる。 何回か、説明しながら。
  2. 子どもにやってもらい、見守る。 必要なときだけ手を貸します。
  3. ひとりでやってもらう。 最後に確認します。

「これでよし」を受け入れましょう。子どもが整えたでこぼこのベッドは、親がやり直したきれいなベッドより価値があります。やり直すところを見せるのはなおさら避けたいもの。直したいところがあれば、小さなことをひとつだけ。「このはしっこ、いっしょに入れようか」。

遊びのようにする

  • くつしたペアさがしゲーム。 洗ったくつしたを広げてペアをさがします。小さな子はまず色で分けて、次に大きさで分けてもいいでしょう。
  • 歌より早く。 曲を1曲かけて、終わるまでにおもちゃが箱にもどるかためします。
  • レストランごっこ。 子どもがお店の人になって食卓を準備し、ひとりにお皿1枚、フォーク1本、コップ1つと数えてならべます。
  • なかま分けのお店。 買ってきたものを、冷蔵庫、戸だな、くだもののかごのどれにしまうか、いっしょに決めながら片づけます。

毎日のお手伝いはお金をはらうものではなく、家族のくらしの一部と考える家庭も多くあります。どの方法をえらんでも、ほかの大人にするのと同じように「手伝ってくれてありがとう」と伝えましょう。

Dologiの「ろんり」には、「なかまに わけよう」というパズルがあります。共通点をもとにものをなかまに分けるもので、くつしたのペアさがしや買い物の片づけと同じ考え方です。

まとめ

  • お手伝いは「できた」という自信と家族の一員という気持ちを育て、なかま分け、数えること、手順にそって進めることの練習になる。
  • 年齢に合った仕事をえらび、刃物、熱いもの、洗剤は大人が受けもつ。
  • 仕事を小さな手順に分け、毎回同じ順番で。必要なら絵の手順表も。
  • いっしょにやり、見守り、まかせる。「これでよし」を受け入れる。

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