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インターネットのしくみとは?メッセージリレーのゲームで子どもに教えよう

左右に青いノートパソコンと紫のノートパソコン。そのあいだに、細い線でつながった6つのミントグリーンの四角のネットワーク。左のパソコンから3つの四角を通って右のパソコンへ赤みがかったオレンジの帯がのび、その帯の上に黄色い封筒がのっている。

「この動画はどこから来て、どうやってタブレットに届くの?」かんたんそうな質問ですが、答えにこまる大人はたくさんいます。「インターネットにあるんだよ」と答えると、すぐに次の質問が来ます。インターネットって何?どこにあるの?

この記事では、インターネットとは何か、情報はどう動くのか、データはどこに置かれるのかを、正確に、そしてかんたんに説明するコツを紹介します。今日おうちでできるメッセージリレーのゲームもあり、情報が機械から機械へ飛びうつるようすをお子さまが自分の目で確かめられます。

インターネットは、つながったコンピューター

インターネットは、1台の巨大な機械ではありません。空の上にあるわけでもありません。世界中にあるたくさんのコンピューターが、たがいに情報を送りあえるようにつながったものです。

つながりかたは、いくつかあります。

  • ケーブル: 地面の下や道ぞい、さらには海の底にもしかれて、国と国をつないでいます。多くは情報を光のパルスにして運ぶので、とても速いです。
  • 無線の電波: 家の電波を出す機器が、スマートフォンやタブレットに情報をわたします。外では、道ばたのアンテナが、持ち歩くスマートフォンに同じことをします。
  • ルーター: 回線が出会う場所にある機械です。情報を受け取って、正しい方向へ送り出すのが仕事です。家の電波を出す機器もルーターのひとつです。

お子さまが使うウェブサイトや動画、ゲームは、サーバーにあります。サーバーは昼も夜も動きつづけているコンピューターで、たくさんのコンピューターがならぶ建物に置かれています。お子さまが動画をひらくと、タブレットがサーバーに「おねがい」を送り、サーバーが動画を送りかえします。

情報は、小さな手紙のように進む

お子さまが写真を送るとき、写真はひとかたまりのまま飛んでいくわけではありません。機器が写真をたくさんの小さな部分に切り分けます。これをパケットといいます。パケットは、それぞれが小さな手紙のようなもので、次のものが書かれています。

  • 送り先のアドレスと、送り元のアドレス(インターネット上の機械にはそれぞれ、数字の並びでできたアドレスがあります)
  • それが何番目の部分かを示す番号

パケットは、たくさんのルーターを通って受けわたされます。ルーターは、パケットを目的地に近い次の機械にわたすだけです。同じ写真のパケットでも、べつべつの道を通ることがあります。最後に、受け取った機器がパケットを番号順にならべて、写真を組み立てなおします。もし足りないものがあれば、そのパケットをもう一度送ってもらいます。

では、ウェブサイトの名前はどうでしょう。機械は数字のアドレスしかわからないので、電話帳のはたらきをするコンピューターがあります。サイトの名前をわたすと、数字のアドレスを返してくれるのです。

おうちでゲーム:メッセージリレー

4人以上と、紙、ペン、少しの時間が必要です。ひとりが機械ひとつの役をします。

じゅんび:

  1. 全員が家のべつべつの場所に立つかすわり、自分の「アドレス」(文字か数字)を書いたカードをつけます。
  2. だれがだれにわたせるかを、かんたんな地図にかきます(となりの人にだけわたせます)。道がひとつだけにならないように、ひとりにつき2人以上のわたし先を決めます。
  3. 送る人は「今夜はカレーだよ」のような短い文を書き、ひとことずつ別の紙切れに切ります。それぞれの紙切れに、受け取る人のアドレスと番号も書きます。

あそびかた:

  1. 送る人は、紙切れを1まいずつとなりの人にわたします。受け取った人は紙切れのアドレスを見て、受け取る人に近いほうのとなりの人にわたします。
  2. 受け取る人は紙切れをぜんぶ集めて、番号順にならべ、文を声に出して読みます。
  3. 役をかわって、全員が送る、わたす、受け取るを経験しましょう。

チャレンジ:

  • こわれた機械: ひとりがすわって、わたすのをやめます。紙切れはほかの道を探さなければなりません。インターネットにつながりがたくさんあるのは、このためです。1か所がこわれても、情報はまわり道ができます。
  • なくなったパケット: こっそり1まいだけとっておきます。受け取る人が3番がないことに気づいたら、3番をもう一度送ってもらうようにたのみます。
  • いちばん短い道: 紙切れがそれぞれ何人を通ったかを数えます。もっと少ない人数で届く道はあるでしょうか。

ゲームのあとで、お子さまにきいてみましょう。「紙切れをわたした人が、みんな先にコピーしていたらどうなるかな?」

データは残る:送る前に考えよう

インターネットに出したものは、たいていサーバーに保存されます。メッセージも、写真も、コメントも同じです。受け取った人が保存したり、スクリーンショットをとったり、ほかの人に転送したりすることもできます。「クラウド」はふわふわ軽そうに聞こえますが、実際はどこかにあるサーバーがデータを持っているのです。

だから、いちど送った写真を完全にとりもどすのはとてもむずかしいのです。お子さまが覚えやすい、かんたんなルールにしてみましょう。

  • 送る前に、ひと呼吸。 クラスの全員、学校の全員に見られてもいいかな?
  • プライベートなことは、ひみつに: フルネーム、家の住所、学校の名前、制服すがたの写真。
  • わからなかったら、おうちの人にきく(送る前に)。

おどかさずに、コンピューターのおもしろい豆知識を話すように、落ち着いて話しましょう。情報がどう進み、どこに残るのかがわかれば、子どもは自分で気をつけられるようになります。

年れいごとの伝え方

おおよその年れい 伝えること ためしてみること
4〜6さい コンピューターはつながっていて、絵や言葉を送りあえる 紙切れを3人にわたす。写真を送る前にきく
7〜9さい パケット、アドレス、番号。サーバーにウェブサイトがある ゲームを最後まで。「こわれた機械」と「なくなったパケット」もやってみる
10〜12さい ルーターが道を選ぶこと、サイト名の電話帳、データが保存されコピーされること 家の機器が電波を出す機器につながるようすを地図にかく。地図でいちばん短い道を探す

この年れいはおおよその目安です。お子さまはそれぞれちがいます。質問されたぶんだけ答えてあげてください。

Dologiでは、「さんすう」のテーマにある「あるく かずが すくない みち」というパズルで、家から木までの道のうち、歩く数がいちばん少ないものを探します。これは、ルーターが情報の通り道を選ぶときと同じ考えかたです。

まとめ

  • インターネットは、ケーブルや無線の電波でつながった、たくさんのコンピューターです。
  • 情報はアドレスと番号のついたパケットに切り分けられ、たくさんの機械を通って、最後に組み立てなおされます。
  • メッセージリレーのゲームで、こわれた機械をよけて情報が進むようすや、なくなったパケットをもう一度送ってもらうようすがわかります。
  • 送ったものはたいてい保存されるので、送る前にひと呼吸おきましょう。

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