テーブルの上に、いくつかのものを2つのグループに分けて置きます。「ひみつのきまりがあるよ。こっちはきまりに合うもの。こっちは合わないもの。どんなきまりか分かるかな?」。子どもがスプーンを手に取ります。「これは合う?」。答えの1つ1つが新しい手がかりです。
必要なのは、家にあるものをひとにぎりと10分だけ。遊びながら、子どもはよく考えるための大事な習慣を練習します。予想を立て、ためして、しょうこがちがうと言ったら考えを変えることです。
遊び方
- 小さなものを10〜15こ集めます。 ボタン、つみき、スプーンやフォーク、おもちゃ、くだもの、色紙を切った形など。
- きまりを1つ考えて、言わずにおきます。 たとえば「赤い」。
- 例を見せます。 きまりに合うものを2、3こ片がわに、合わないものを2こ反対がわに置きます。
- 子どもがためします。 ほかのものを1つえらんで「これは合う?」と聞きます。おうちの方が正しいがわに置きます。
- 分かったと思ったら、子どもがきまりを言います。 当たっていたら役をこうたい。ちがっていたら、ためしつづけます。
遊びがぐっとよくなるコツがあります。きまりを言う前に、子どもが予想することです。「これは合うと思う」。3回つづけて当たれば、考えが合っているよいしるしです。
年齢ごとのきまり
| めやすの年齢 | きまりの種類 | 例 |
|---|---|---|
| 4〜5歳 | 見て分かるとくちょう1つ | 「赤い」「丸い」「大きい」 |
| 6〜7歳 | 何でできているか、何に使うか | 「木でできている」「食べられる」「タイヤがある」「あながある」 |
| 8〜9歳 | とくちょう2つ、または数 | 「赤くて丸い」「かどがちょうど4つ」 |
| 10歳から | 「または」のきまり、ためさないと分からないこと | 「赤い、または丸い」「水にうく」「このスプーンより重い」 |
年齢はあくまでめやすです。むずかしすぎたら例をふやし、次はもう少しやさしいきまりをえらびましょう。
数を使うやり方
数が分かる子なら、紙1まいでできます。「合う」と「合わない」の2つの列をかき、「偶数」「10より大きい」「2けたの数」「5のだんにある」といったきまりをえらびます。
はじめにいくつか例を書きます。4、10、16は合う。7と13は合わない。子どもが数を言い、おうちの方が正しい列に書きます。20は? 合う。9は? 合わない。では6は? 子どもの考えが「偶数」なら、6は合うはずです。
自分のまちがいをさがしてみる
ここが、この遊びでいちばん大切なところです。子どもは、そして大人も、合いそうなものばかりをためしがちです。
「合う」がわに赤いりんご、赤いつみき、赤いボタンがあるとします。子どもは「赤いもの」と考えて、もう1つ赤いものをためします。合う。もう1つ。また合う。ぜんぶ合っていますが、新しいことは何も分かっていません。きまりは「赤い」かもしれないし、「青くない」かもしれないし、「赤またはオレンジ」かもしれません。
もっとよいためし方は、考えが正しければ合わないはずのものをえらぶことです。たとえばみかん。みかんが合ったら、びっくりです。きまりは「赤い」より広いことが分かります。子どもに、こう問いかけることを教えましょう。「何をためせば、自分の考えがまちがいだと分かるかな?」。「合わない」は「合う」と同じくらい多くのことを教えてくれます。
きまりを決める人のコツ
- はっきりしたきまりをえらびます。 どのものについても、答えが「合う」か「合わない」かにきっぱり決まること。「きれい」はきまりになりません。
- 合うか合わないかだけを言います。 顔や声でヒントを出しません。子どもが行きづまったら、きまりを教えるかわりに、よく分かる例を1つ足します。
- べつのきまりでも合っていたら、ほめます。 子どもが見つけたきまりが、テーブルの上のぜんぶに合うのに、おうちの方のきまりとはちがうことがあります。そう伝えましょう。「そのきまりも、ここにあるもの全部に合っているね。でも、わたしのきまりはべつなんだ。何をためせば、2つを見分けられるかな?」
- 役をよくこうたいします。 きまりを守るのも練習です。毎回、同じようにあてはめなければなりません。
Dologiの「ろんり」にある「きまりを あてよう」パズルでは、なかまに入るもののカードと、入らないもののカードが出てきます。なかまに共通することを見つけて、えらべるものの中からなかまに入るものをえらびます。
まとめ
- 1人がひみつのきまりでものを分け、もう1人がものをためしてきまりを見つけます。
- 見て分かるとくちょう1つから始めて、2つのとくちょう、数、「または」のきまりへ進みます。
- きまりを言う前に予想し、考えがまちがいだと分かるかもしれないものをためします。
- 役をよくこうたいしましょう。きまりを作ることも、当てることと同じくらい考える力になります。
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