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子どもが行き詰まったとき:答えを教えずに、少しずつヒントを出すには

5段の階段のそれぞれに光る電球があり、上へ行くほど電球が大きくなっている。子どもが階段の下に立ち、上を指さしている。

子どもが何分も問題をにらんだまま、鉛筆が動きません。親にはすぐ解き方が見えて、「こうやればいいよ」という言葉が口まで出かかっています。教えれば早いですし、子どももそこで行き詰まりから抜け出せます。けれど、いちばん大切な「自分で考えて見つける」経験を逃してしまいます。この記事では、いちばん軽いヒントからいちばん強いヒントまでの、5段階のヒントの階段を紹介します。一段ずつ上がり、子どもが本当に必要としたときだけ次へ進みましょう。

なぜ、すぐ答えを教えないのか

  • 誰かが解いてくれるのを待つ癖がつきます。 行き詰まるたびに誰かが助けに入ると、次はもっと早くあきらめるようになります。
  • 答えには考え方がついてきません。 「答えは7」と知っても、明日の似た問題を解く助けにはなりません。
  • 自分で見つけた経験は、強いやる気につながります。 難しい問題をひとりで解けると、次の問題にも挑戦したくなる子が多いものです。

ヒントは、子どもを苦しませるためのものではありません。次の一歩を自分で踏み出せる程度に、ちょうどよく手伝うためのものです。

ヒントを出す前に:しっかり待つ

行き詰まっているのではなく、考えている最中のことがよくあります。何か言う前に、次のことを試してみてください。

  • 子どもの手が止まったのに気づいたら、心の中で10数えます。
  • 何かしているか見ます。 小声で数えている、指でなぞっている、メモ用紙に絵を描いている。これらはまだ考えているしるしです。
  • ヒントがほしいか聞きます。 「もう少し自分で考える?それとも小さいヒントがほしい?」。決めるのは子どもです。

各段階のあいだも同じです。ヒントを出したら、次の段階を考える前に、子どもが少なくとも一度は試すのを待ちましょう。

5段階のヒントの階段

段階 親がすること 声かけの例
1 これまでにやったことを聞く 「ここまでどんなふうにやってみた?教えて」
2 ルールに戻り、問題を一緒に読み直す 「何を求める問題かな?ルールは何だった?」
3 確実なところから始めるよう促す 「ぜったいに合っているのはどのマス?そこから始めてみよう」
4 同じ種類の小さな問題を出す 「りんごが12個じゃなくて、3個だけだったらどうなる?」
5 一歩だけやって見せ、返す 「最初の一歩だけやってみせるね。次の一歩はやってみて」

1段階め:これまでにやったことを聞く

説明しているうちに、子ども自身が見落としに気づくことがよくあります。また、どこで行き詰まっているかがわかるので、次のヒントがねらった場所に届きます。ただ聞くだけにして、まだ直さないでください。

2段階め:ルールに戻る

「行き詰まり」の原因は、問題の読み違いであることがとても多いです。さっと読み飛ばした、条件をひとつ忘れた、「より多い」と「より少ない」を取り違えた、などです。一行ずつ一緒に読み直すか、子どもに自分の言葉で問題を言い直してもらいましょう。

3段階め:確実なところから始めるよう促す

多くのパズルには、ほかよりずっと簡単な場所があります。入る数が一つしかないマス、まっすぐな辺のあるジグソーのピース、算数の問題ですでにわかっている部分などです。そこに何が入るかは言わず、どこを見ればよいかだけを伝えます。

4段階め:同じ種類の小さな問題

問題が大きすぎて子どもが圧倒されているときは、小さくしてみます。数を減らす、マスを減らす、切りのいい数にする。子どもが小さい問題を解いたら、同じ方法で本物の問題にも挑みます。

5段階め:一歩だけやって見せる

ここまでの4段階で足りなければ、頭の中で考えていることを声に出しながら親が一歩だけやって見せ、そこで止めて鉛筆を子どもに返します。全部やってはいけません。次の一歩は子どものものです。

子どもが解けたあとに

  • どうやったか聞きます。 「どうやってわかったの?」。話すことで、解き方が記憶に残ります。
  • したことをそのままほめます。 「ぜったい合っているマスから始めたんだね。いいね」。ざっくりとしたほめ方は避けましょう。
  • 同じ種類をもう一問やってみます。 見つけたばかりの方法をもう一度使わせて、今度はヒントを減らします。
  • 今日解けなくても大丈夫です。 問題によっては、頭がすっきりした明日のほうがずっと楽に解けます。

Dologiでも、各パズルのヒントボタンは段階式です。押すたびにヒントがひとつだけ増えるので、子どもが必要なだけ手助けを選べます。

まとめ

  • すぐに答えを教えず、十分に待ってから、ヒントがほしいか聞きます。
  • 一段ずつ上がります。やったことを聞く、ルールを見直す、始める場所を示す、小さな問題を出す、最後に一歩だけやって見せる。
  • 各段階のあとで、子どもが少なくとも一度は試すのを待ちます。
  • 解けたら、どうやったか聞き、具体的にほめ、同じ種類をもう一問やってみます。

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