えんぴつ1本と紙きれ、そして9つのマス。まるばつゲームは、いちばんかんたんな作戦ゲームかもしれません。4〜5さいでルールをおぼえる子も多く、しばらくは好きなところに印をかいて遊びます。
だからこそ、はじめての作戦の練習にぴったりなのです。かんたんな質問をいくつか使うだけで、子どもは「ここにかく」から「ここにかいたら、あいてはどうする?」へと進みます。それが、1手先を考えることのはじまりです。
1分で分かるルール
- 2人が交代でかきます。1人は丸、もう1人はバツ。
- 自分の印を、横・たて・ななめのどれかに3つならべた人の勝ち。
- 9マスがうまっても、だれも3つならばなければ引き分けです。
どちらが先にかくかを決めて、1回ごとに交代すると公平です。
1手ごとの3つの質問
このゲームの中心は、短いチェックリストです。毎回かく前に、子どもが自分に聞く3つの質問として教えましょう。
- 「今すぐ勝てる?」 自分の印が2つならんでいて、3つ目のマスがあいていたら、そこにかく。
- 「あいては次に勝てる?」 あいての印が2つならんでいたら、3つ目のマスをふさがなければならない。
- 「どちらでもなければ、いいマスはどこ?」 まん中とかどは、たいていへりのマスより強い。
はじめは、大人が子どものかわりに声に出して聞きましょう。「うーん、あなたは勝てる?わたしは次に勝てるかな?」しばらくすると、子どもが自分で、ときにはぶつぶつ言いながら聞くようになります。
まん中とかどが大切な理由
それぞれのマスを何本の線が通るか数えてみましょう。
| マス | 通る線の数 |
|---|---|
| まん中 | 4(横、たて、ななめ2本) |
| かどのマス | 3(横、たて、ななめ1本) |
| へりのマス | 2(横とたて) |
小さな子にこの表を説明する必要はありません。かわりに「いちばんたくさんの線が通っているマスはどれ?」と聞いて、指で数えてもらいましょう。まん中がいちばん大事なマスだと自分で見つけると、人から聞くよりずっと心にのこります。
ダブルリーチ(大きい子向け)
7〜8さいごろになると、多くの子はかしこい考えに進めます。一度に2つの「あと1つ」を作ることです。あと1つでならぶ線を2本同時に作れば、あいてはどちらか1本しかふさげないので、もう1本で勝てます。
紙に場面を作って聞いてみましょう。「どこにかけば、線を2本同時に作れる?」それから役を交代して、大人のダブルリーチに子どもが間に合うように気づけるか見てみます。
上手な人どうしは必ず引き分け
たくさん遊ぶうちに、大きい子はよくびっくりすることに気づきます。2人とも3つの質問をていねいに守ると、だれも勝てないのです。毎回、引き分けになります。
これは子どもが自分で見つけるのにぴったりの発見です。「どうしていつも引き分けになると思う?」と聞いてみましょう。すると、答えが「とけてしまう」ゲームがあること、もっと手ごたえがほしいときには将棋やチェスのような、もっとふくざつなゲームをすることについて話が広がります。
遊び方のアレンジ
- いっしょに声に出して考える: 空想のあいて役と対戦するつもりで、チームになって1手ずつ話し合う。
- 1手もどす: ときどき「もしも」の手をゆるし、消してから、どうなっていたか話す。
- 大きなマス目: 4×4や5×5のマス目で、4つならべにちょうせんする。
- さかさまルール: 3つならべたほうが負け。とたんに3つの質問が反対向きに働きます。
ふんいきは明るくたもちましょう。負けるのがつらい子なら、大人が自分のまちがいを声に出してふり返る回をつくりましょう。
Dologiには人と対戦するゲームはありませんが、「あかりを つけよう」パズルで同じ習かんがきたえられます。1マスをタップすると、となりのマスも切りかわるので、タップする前に「ここをおすと、何が変わる?」と考えるようになります。
まとめ
- まるばつゲームは、4〜5さいごろから遊べる、かんたんなはじめての作戦ゲームです。
- 3つの質問を教えましょう。今勝てる?あいては勝てる?いいマスはどこ?
- 線を数えて、まん中とかどが強い理由を見つけましょう。
- 大きい子はダブルリーチを学び、よく考える人どうしが必ず引き分けになる理由をさぐれます。
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