お店までの道は「つまらない」「遠すぎる」。でも、手にカードを持ち、見つけるものが9つあると、同じ道が、だれももんくを言わないうちに終わってしまいます。
おさんぽビンゴは、歩くことを「見ること」に変えます。子どもはゆっくり歩き、顔を上げ、道にあるものに気づきはじめます。電線の鳥、赤いドア、へいの上のかたつむり。
出かける前にカードを作る
- 厚紙に、3ますの列を3つかきます。 かたい板にはさみ、えんぴつをひもでつけておきます。
- 9つのものを、いっしょにえらびます。 今日歩く道を思いうかべて、かんたんなもの(木、車)と、少しむずかしいもの(鳥の羽、かたつむり、黄色いもの)をまぜます。
- ますごとに小さな絵をかきます。 字はいりません。いくつかは子どもがかいてもよいでしょう。
道でのルールは2つ。出かける前に決めておきます。見るだけで、とらないこと。花や葉っぱはそのままにしておきます。そして、止まってからチェックすること。カードを使うのは立ち止まっているときだけで、道をわたるときには使いません。
遊び方
- カードにあるものを見つけたら、指さして、何がどこにあるかを言い、ますにチェックをつけます。「鳥、さくの上!」
- チェックが3つならんだらビンゴです。長いおさんぽなら、カードぜんぶを目ざします。
- 子どもが何人かいるときは、1まいのカードをチームで使います。なかよく歩けます。
6種類のます
| ますの種類 | 例 | 練習になること |
|---|---|---|
| もの | 自転車、葉っぱ | にぎやかな景色の中から、ものを見分ける |
| 特徴のあるもの | 赤い車、花びらが5まいの花 | 細かいところを見る |
| 数 | いっしょにいる3わの鳥、7の数字があるドア | 歩きながら数える |
| 形 | 丸いもの、三角 | 身のまわりのものから形を見つける |
| 音 | 犬の鳴き声、かねの音 | 見るだけでなく、聞く |
| くらべっこ | 自分の手より大きい葉っぱ | 大きさをくらべる |
はじめは「もの」のますだけにして、新しい種類を1つずつ足していきます。
毎日ちがうカード
カードが変わるので、この遊びはあきません。
- 天気で変える。 雨の日のカードには、水たまり、かさ、かたつむり。晴れの日のカードには、かげ、ちょうちょ、ぼうしをかぶった人。
- 場所で変える。 公園、市場、バスの中、学校への道では、ますの中身が変わります。
- 季節で変える。 何か月かあとに同じ道を歩き、カードから何をはずして何を入れるかをたずねます。
帰ってから
いくつかの問いかけで、カードが会話のきっかけになります。
- 「さいしょに見つけたのは何? いちばんむずかしかったのは?」
- 「何度も見たものはあった?」大きい子は、カードのうらに「正」の字などで数を記録できます。
- 「次のカードには、どの3つを入れようか?」
さいごの問いは、予想をもとめています。かわいた日に、かたつむりは見つかりそうでしょうか。お昼に鳥はいるでしょうか。おさんぽで何が見つかりそうで、何が見つかりにくいかを考えることは、確率へのはじめの一歩です。
| めやすの年齢 | やってみること |
|---|---|
| 4〜5歳 | かんたんな絵を6〜9こ。見つけたものにどんどんチェックをつける |
| 6〜7歳 | 3つならべる。色や数のついたます |
| 8〜9歳 | 音とくらべっこのます。何が何回出てきたかを記録する |
| 10歳から | めったに見つからないますを1つ入れて、家族のカードを考える。見つかりそうなものと見つかりにくいものを先に言う |
年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。
Dologiの「しゅうちゅう」のテーマには、2つの場面をくらべて変わったところをタップする「まちがいさがし」のパズルがあります。画面の上で数分間おこなう、同じ「じっくり見る」練習です。
まとめ
- 出かける前に作った9つの絵のカードがあると、子どもにさがすものができます。
- 見るだけでとらない、止まってからチェックする。この2つのルールで、安全で、まわりにもやさしい遊びになります。
- ますには、もの、特徴、数、形、音、くらべっこを入れられます。
- 天気、場所、季節でカードを変えると、いつも新しい遊びになります。
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