すべての記事

風船を落とさないで! リビングでできる集中あそび

両手を上げた子どもと大人。2人のあいだで、赤い風船が点線のカーブにそってういています。

風船が1つ。きまりは「ゆかにつけない」だけ。ほとんどどの年齢の子も、ゆっくりただよう目標をじっと見つめながら、10分は休まず遊びます。

だからこそ、注意の力によい遊びです。1つのものを目で追い、動きを直しつづけ、部屋のほかのものは気にしない。そして風船はゆっくり落ちるので、小さい子でも、見て、考えて、動く時間があります。この記事では、基本のルール、10のチャレンジ、数え方のいくつかを紹介します。

基本の遊び方

  1. 風船を1つふくらませます。 ぱんぱんにしすぎないこと。場所を少しあけます。
  2. 手で上へポンと打ちます。
  3. 打つたびに声に出して数えます。 風船がゆかについたら、数は0にもどります。

はじめは1つのチームで遊びましょう。おうちの方と子どもが交代で打ち、点数は1つ。みんないっしょに勝つか負けるかなので、いちばん小さい子が「いつも失敗する人」になりません。

安全と場所

  • 風船は大人がふくらませます。 われた風船やふくらませていない風船は、小さい子がのどにつまらせるおそれがあります。かけらはすぐにひろいましょう。
  • こわれやすいものをどけます。 階段、とがった角、熱いものからはなれて遊びます。
  • 家にゴム(ラテックス)アレルギーの人がいるときは、 軽いビーチボールやうすいスカーフを使いましょう。スカーフは風船よりもっとゆっくり落ちます。

10のチャレンジ

基本がかんたんになったら、きまりを1つずつかえます。

チャレンジ 加わるもの
字を書かないほうの手だけ ていねいなコントロール
手は使わない。頭、ひじ、ひざだけ 自分の体がどこにあるかを知ること
指1本だけ やさしく正確にさわること
打つあいだに1回手をたたく タイミング
じゅうたんから出ない。そこは島 1か所にとどまること
相手が体の部分を言い(「ひざ!」)、そこで打つ 聞いて、すばやく切りかえること
2とびで数える、または20から逆に数える 動きながらの算数
手、頭、手、頭 きまりにしたがうこと
打つあいだに、すわってまた立つ 先を考えること
風船を2つ同時に 2つのものに注意を分けること

子どもにもチャレンジを考えてもらいましょう。むずかしいけれどできる、というきまりを考えること自体が、よい練習です。

自分の記録をこえる

  • 線をかいて数える。 1回終わるごとに数を書きます。その日のいちばんがチームの記録です。
  • 先に見つもる。 「左手だけなら、何回できると思う?」。予想と結果をくらべます。
  • きのうの自分とくらべる。 ほかの人とはくらべません。自分の数がふえていくのを見た子は、またやってみたくなります。

きょうだいで遊ぶ

年齢がちがっても、1人ずつちがうきまりにすればいっしょに遊べます。大きい子は指1本か、利き手でないほうの手で。小さい子は両手を使ってよく、1回だけ風船をキャッチしてもよいことにします。

遊ぶ前に決めておけば、子どもはたいていそれを公平だと受けとめます。「みんな同じ」と「みんなに公平」のちがいを学ぶ、小さな機会です。

さいごは、スローモーションで1回。できるだけやさしく打って、風船をキャッチしてすわります。全速力のまま終わるのではなく、落ち着いて終われます。

めやすの年齢 やってみること
4〜5歳 両手で。いっしょに10まで数える
6〜7歳 片手で。体の部分のきまり。2とびで数える
8〜9歳 風船2つ。きまりのある打ち方。1週間、記録をつける
10歳から チャレンジカードを作る。小さい子のしんぱんをする

年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。

Dologiの「しゅうちゅう」にある「じゅんばんに タップ」パズルでは、数を小さい順に1つずつタップします。同じ種類の注意の力です。1つずつ、正しい順番で、気をそらさずに。

まとめ

  • 風船はゆっくり落ちるので、子どもは目で追い、考え、動くことができます。
  • 打った回数を声に出して数え、落ちたら0からやり直します。
  • きまりは1つずつかえます。利き手でない手、手を使わない、きまりのある打ち方、風船2つ。
  • チームで遊び、自分の記録とくらべ、ゆっくりの1回で終わりましょう。

あわせて読みたい:「止まる・動く」あそびで、がまんする力を育てる