空のペットボトル10本、やわらかいボール、そしてろうか。それだけでボウリング場になります。そして、ころがすたびに数が出てきます。何本たおれた? 何本立っている? 2回で何本?
子どもが「もう1回!」と言う算数の時間です。この記事では、遊びの用意のしかた、算数がどこにかくれているか、点数のつけ方を紹介します。
用意するもの
- 同じ大きさの空のボトルを10本。 すすいで、ふたをしめます。水か砂を指2本分くらい入れると、たおれにくくなります。重くするほど、たおすのがむずかしくなります。
- やわらかいボール。 スポンジのボールや、丸めたくつしたが家の中にはぴったりです。
- ろうか。 または、ボトルの後ろにボールを止めるかべがある場所。
- スタートの線。 テープで、2〜3メートルはなれたところに引きます。小さい子はもっと近くに。
ボトルは三角形にならべ、とがったほうを投げる人に向けます。いちばん前に1本、次に2本、3本、4本。それぞれのボトルの下のゆかに小さなシールをはっておくと、子どもが1人でならべ直せます。
1 + 2 + 3 + 4 がちょうど10になることに、いっしょに気づいてみましょう。4歳の子なら、3本か6本から始めます。
ころがすたびに出てくる算数
| たずねること | 練習になること |
|---|---|
| 何本たおれた? | 数えること |
| 何本まだ立っている? | 合わせて10になる数のペア |
| 2回合わせて何本? | たし算 |
| どっちが多くたおした? 何本多い? | くらべること、ちがいを見つけること |
| 10本ぜんぶまで、あと何本? | たりない数を見つけること |
いちばん大切なのは2つ目の質問です。7本たおれたら、3本立っている。4本たおれたら、6本立っている。何回か遊ぶうちに、多くの子は立っているボトルを数えなくなり、すぐに数を言うようになります。プリントを1まいも使わずに、合わせて10になる数をおぼえたのです。
もう1つ。ころがす前に、予想を聞いてみましょう。「何本たおせると思う?」。そのあと、予想と結果をくらべます。
点数をつける
1回の番で、2回ころがします。ころがすたびに、たおれたボトル1本につき線を1本かき、5本ずつまとめます。それから2回分を足します。
| ラウンド | 1回目 | 2回目 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 3 | 7 |
| 2 | 6 | 4 | 10 |
| 3 | 2 | 5 | 7 |
5ラウンド遊んで、さいごにぜんぶ足します。大きい子は、ラウンドごとにそこまでの合計を書いていってもよいでしょう。7、次に17、次に24。
記録係は子どもにまかせましょう。おうちの方の分もです。大人のたし算をたしかめる仕事を、子どもはとても真剣にやります。
年齢に合わせたアレンジ
| めやすの年齢 | やってみること |
|---|---|
| 4〜5歳 | ボトル3〜6本。たおれたボトルにさわりながら数える。点数はまだつけない |
| 6〜7歳 | ボトル10本。たおれた数と立っている数。2回分を足す。線をかいて数える |
| 8〜9歳 | ふたに色のシールをはる。2点のボトルと5点のボトル。そこまでの合計をつける |
| 10歳から | さきにちょうど50点になった人が勝ち。終わりが近づくと、あと何点いるかを計算する |
年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。
気持ちよく遊ぶために
- ころがした人が、次の人のためにボトルをならべます。
- 力の差をならします。 大人は利き手でないほうの手で、またはもっと遠くからころがします。
- きわどいときはいっしょに数えます。 点数で意見が分かれたら、ならんでもう一度数えます。
Dologiの「さんすう」にある「たして こたえよう」パズルでは、ものの小さなまとまりを足して、合計を答えます。ペットボトルボウリングは、ボールを手に持って、同じたし算を練習します。
まとめ
- 三角形にならべたボトル10本、やわらかいボール、テープの線があれば遊べます。
- 「何本たおれた?」「何本立っている?」とたずねます。合わせて10になる数は、こうしておぼえます。
- 線をかいて点数をつけ、たし算は子どもにまかせます。
- ボトルの数、点数、目標は、子どもの年齢に合わせてかえましょう。
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