大人がつみ木で小さな形をつくります。下に3つ、その上に2つ、てっぺんに屋根。子どもはよく見て、となりに同じものをつくります。かんたんそうですが、お手本をまねてつくるのは、小さいころから小学生まで楽しめる、とても豊かな考える遊びです。
用意するのはつみ木だけ。できれば同じ色・同じ形を2つずつそろえると、大人がお手本を、子どもがまねっこをつくれます。
まねっこづくりがいい練習になるわけ
- よく見る。 左にあるのは何色? そのつみ木はねている? 立っている? こまかいところに気づくようになります。
- 空間で考える。 上、下、となり、いちばん上、うしろ。まねっこで、こうしたことばが具体的になります。
- 自分でたしかめる。 まねっことお手本を1つずつくらべるのは、どんなことにも役立つ習慣です。
- 計画する。 「長いつみ木を先におかないと、ほかのがのらないね」
ステップ1:本物のお手本をまねる
本物のつみ木でつくったお手本を、子どものすぐとなりにおいて始めましょう。
- はじめはとても小さく。 つみ木2〜3こを横にならべる、1こをもう1この上にのせる、など。
- 使うつみ木をそろえておく。 必要なつみ木だけをわたし、なれてきたら使わないつみ木も少しまぜます。
- いっしょにくらべる。 「たしかめよう。左下は赤。きみのは? 赤。次は?」
- 少しずつ大きく。 高さを足し、色をふやし、横にねかせたつみ木やはみ出したつみ木も入れていきます。
ステップ2:絵のお手本をまねる
絵は本物のお手本よりむずかしくなります。平らで、かくれて見えないつみ木もあるからです。前から見た形を、つみ木ごとに色をぬったかんたんな絵にかいてみましょう。お手本の写真でもいいのですが、絵はとても分かりやすく、子どもが自分でかくきっかけにもなります。
なれてきたら、お手本を少しだけ見せてかくします。子どもは思い出しながらつくり、最後にお手本を見せてくらべます。
ステップ3:ことばでつくる
背中合わせにすわります。ひとりがつくりながら説明し、もうひとりは聞きながら見ないでつくります。
- 「長い青いつみ木を、横にねかせておいてね」
- 「青いつみ木の右はしに、黄色い立方体をのせて」
- 「左はしに、赤いつみ木を立ててね」
最後にふり向いてくらべます。ちがうところはまちがいではなく、ヒントです。どのことばが分かりにくかったかな? 正確に話す力、よく聞く力のすばらしい練習になります。
役わりを交代しよう
子どもにお手本をつくってもらい、大人がまねします。わざと少しまちがえて、気づくか見てみましょう(「あれ、ぼくの緑のつみ木、合ってるかな?」)。子どもは先生役が大好きですし、人のまねっこをたしかめるのも、それだけでいい練習です。
年れい別のアイデア
年れいはだいたいの目安です。子どものペースに合わせましょう。
- 4〜5さいごろ: すぐとなりの本物のお手本(つみ木2〜5こ)をまねる。おもに色と場所。
- 6〜7さいごろ: 大きめのお手本、前から見たかんたんな絵をまねる、思い出してつくる。
- 8さいごろから: 背中合わせにことばでつくる、かくれたつみ木があるお手本、自分で設計図をかいてほかの人につくってもらう。
Dologiの「くうかん」のテーマには「ブロック あわせ」というパズルがあり、組み合わせると決められた形になるブロックを、あまりなく全部選びます。いっしょにつみ木で遊んだあとに、落ち着いてプラスできます。
まとめ
- お手本どおりにつむ遊びは、よく見る力、位置のことば、たしかめる習慣、計画する力を育てる。
- 子どものすぐとなりに、とても小さな本物のお手本をおいて始め、少しずつ大きくする。
- 絵のお手本、思い出してつくる、背中合わせでことばだけでつくる、と進める。
- 役わりを交代して、子どもにお手本づくりとチェックをまかせる。
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