平らにつぶす、長くのばす、2つに切る、またくっつける。子どもがねんどに何をしても、ねんどの量は同じままです。
だからこそ、ねんどは役に立ちます。子どもは自分の手で形を変え、べつの形とくらべ、直すことができます。その間に、形、大きさ、ぜんたいと部分について学んでいます。
用意するもの
- ねんど。 または、小麦粉2カップ、塩1カップ、水およそ1カップで作る塩ねんど。
- 板かトレー。 この上で作ります。
- プラスチックのナイフと、えんぴつ。 えんぴつは、のばすときに使います。
ねんども塩ねんども食べものではありません。ものを口に入れなくなった子と遊びましょう。
お手本どおりに作る
おうちの方が小さなものを作ります。子どもは、そのとなりに同じものを作ります。同じ形、同じ大きさです。
| レベル | お手本 | くらべること |
|---|---|---|
| 1 | 玉、へび、おせんべい | 形は同じ? |
| 2 | えんぴつと同じ長さのへび | 長さは同じ? |
| 3 | 2つの部分をくっつけたもの。雪だるま、きのこ | どちらの部分が大きい? どこでつながっている? |
| 4 | 立方体、円柱、円すい | 平らな面はそれぞれいくつ? |
| 5 | 10秒だけ見せて、かくしたお手本 | おぼえた形と大きさ |
たしかめるときは、かならず2つをならべます。直す前に、「どこが同じ? どこがちがう?」とたずねます。
同じねんど、ちがう形
玉を2つ作り、子どもが「同じ大きさ」と言うまで調整します。それから片方を長いへびにのばして、たずねます。「ねんどが多いのは玉? へび? それとも同じ?」
小さな子は、長いからという理由で、へびのほうが多いと言うことがよくあります。直さないでください。へびをもう一度玉にもどし、もう1つの玉のとなりに置いて、もう一度たずねます。何も足していないし、何もへらしていません。何度か目の前で見るうちに、子どもは自分で気づきます。
分けてみる
半分。 へびを作って、まん中で切ります。2本をならべます。同じ長さでしょうか。ちがったら、くっつけてやり直します。
4分の1。 半分を、それぞれまた半分に切ります。それから4本をもとどおりにつなげます。4分の1が4つで、もとのへび1ぴきになります。
3つに公平に分ける。 「このねんどを、3つのぬいぐるみに、だれも多くならないように分けてね。」これは半分にするよりずっとむずかしい問題です。それぞれを玉にまるめると、くらべやすくなります。
12この小さな玉。 小さな玉を12こ作って、お皿に分けます。
| お皿の数 | 1皿の玉の数 | あまり |
|---|---|---|
| 2 | 6 | 0 |
| 3 | 4 | 0 |
| 4 | 3 | 0 |
| 5 | 2 | 2 |
さいごの行は、話し合うのにぴったりです。あまった2こは、どうしたらよいでしょう。
| めやすの年齢 | やってみること |
|---|---|
| 4〜5歳 | 玉、へび、おせんべい。かんたんなお手本をまねる。へびを2つに切る |
| 6〜7歳 | 2つか3つの部分でできたお手本。半分と4分の1。12この玉を2皿、3皿、4皿に分ける |
| 8〜9歳 | 立体を作って平らな面を数える。3つに公平に分ける。玉とへびの問い |
| 10歳から | おぼえたお手本を見ないで作る。絵を見て作る。あまりが出る分け方をして、あまりをどうするか決める |
年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。
Dologiの「くうかん」のテーマには「ブロック あわせ」というパズルがあり、組み合わせると決められた形になるブロックを、あまりなく全部選びます。部分が集まってぜんたいになるという、同じ考え方です。
まとめ
- ねんどは量を変えずに形を変えられるので、形や大きさをくらべるのにぴったりです。
- お手本をまねて、ならべてたしかめると、よく見る力が育ちます。
- 玉をへびにして、また玉にもどすと、量が変わらないことが分かります。
- ねんどを切って分けると、半分、4分の1、あまりの感覚がはじめてつかめます。
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