分数はむずかしいと言われがちです。紙の上では、½ や ¼ は線の上下に数があるだけ。でも食卓では、どの子も気になることに変わります。「ぼくのと、きみのと、同じ大きさ?」本当に分けることから始めると、記号に出会う前に分数の意味を絵として持てるようになります。
まず理解したいこと
½ と書く前に、3つの考えが必要です。
- 同じ大きさに分ける。 半分は「2つのうちの1つ」ではなく、「同じ大きさの 2つのうちの1つ」です。子どもは公平さにとても敏感なので、ここが自然なスタート地点になります。
- もとの大きさ。 小さいピザの半分と大きいピザの半分は、量がちがいます。分数はいつも 何かの 一部です。
- たくさんに分けるほど、1つは小さくなる。 ケーキを8つに切ると、4つに切るより1切れが小さくなります。8は4より大きいので、多くの子にはあべこべに感じられます。
一歩ずつ紹介する
年齢はおおよその目安です。ペースは一人ひとりちがいます。
| ステップ | 例 | だいたい |
|---|---|---|
| 公平に分ける | 「みんな同じになるようにクッキーを分けてね」 | 5〜6歳 |
| 半分 | サンドイッチを半分に。2つは同じ大きさ? | 6〜7歳 |
| 4分の1 | 半分をさらに半分に。 | 6〜7歳 |
| 3分の1など | パンケーキ1枚を3人で分ける。 | 7〜8歳 |
| 分数を書く | ½ は同じ大きさに分けた2つのうち1つ、¾ は4つのうち3つ | 7〜8歳 |
| くらべる | ⅓ と ¼、どちらが大きい? 両方かいてみよう。 | 8〜9歳 |
| 同じ量、ちがう名前 | 2/4 は ½ と同じ | 8〜10歳 |
| まとまりの分数 | いちご8このうち半分、12この4分の1 | 8〜10歳 |
はじめのステップには、思っているより時間をかけましょう。半分や4分の1を手でしっかりわかっている子は、紙の上の勉強がずっと楽になります。
台所と食卓でできる活動
- ケーキ、ピザ、パンケーキ。 みんな同じになるにはどう切ればいいか、お子さまに決めてもらいましょう。半分、3分の1、4分の1と、名前もつけます。
- 紙を折る。 細長い紙を半分に折り、もう一度半分に折って開きます。いくつに分かれた? 1つに色をぬって「これが紙の4分の1だよ」。
- 計量カップ。 半分のカップ2はい、または4分の1のカップ4はいで、1カップをいっぱいにします。半分が2つで1つになることを手でたしかめられます。
- まとまりを分ける。「ぶどうが12つぶ、3人で分けるよ。3分の1は何つぶ?」1つぶずつ配って数えます。
- 分数のかべ。 同じ長さの帯を、2、3、4、6、8に分けて上下にならべてかきます。横にならべてくらべると「⅓ は ¼ より大きい」が目に見えます。
- これ、公平? わざとサンドイッチを大きさのちがう2つに切って「これ、半分?」と聞きます。子どもは大人のまちがいを見つけるのが大好きです。
よくあるまちがい
- 「4は2より大きいから、¼ は ½ より大きい」。 本物の食べものにもどりましょう。ケーキの半分と4分の1、どっちがいい?
- 大きさのちがう部分。 どんな2つでも「半分」と呼んでしまうことがあります。同じ大きさかどうか、いつも聞きましょう。
- もとの大きさを忘れる。 10の半分と4の半分はちがいます。いつも「何の半分?」と聞きましょう。
- 形とまとまり。 ピザの4分の1は1切れですが、ぶどう12つぶの4分の1は3つぶです。両方を練習しましょう。
書く前に、話す
- 「4分の1」と言う前に 「同じ大きさに分けた4つのうちの1つ」 と言い、そのあとで ¼ と書きましょう。
- 2つの切れが公平かどうか、お子さまに 説明 してもらいましょう。
- 毎回同じことばを使いましょう。もと(ぜんぶ)、部分、同じ大きさ、半分、3分の1、4分の1。
- 気軽に。デザートを分けながら覚えた分数は、よく残ります。
まとめ
- 公平に分けることから始めましょう。もとの大きさを同じ大きさに分けた部分です。
- 半分、次に4分の1と3分の1、次に書き方、そしてくらべ方の順に紹介しましょう。
- 台所での活動、紙を折ること、分数のかべで、分数が目に見えるようになります。
- 「大きい数ほど大きい切れ」というまちがいに気をつけ、いつも「何の部分?」と聞きましょう。
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