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パソコンでプログラミングを学ぶ:子どもは何歳から始めるといい?

画面にカラフルなコードのブロックが積み重なったノートパソコンを指さす子どもと、そのとなりの小さなロボット。

友だちの子が5歳や6歳でゲームを作ったと聞くと、うちの子はプログラミングが「おそい」のではと心配になる保護者の方は多いものです。子どもは何歳でパソコンの前に座り、プログラミングを学べばいいのでしょうか。この質問は何度も出てきます。

短く答えると、決まった年齢はありません。年齢よりも大切なのは、お子さんに基本的な力があるか、そして楽しんでいるかどうかです。この記事では、お子さんの準備ができているかを見分ける方法、年齢に合った始め方の選び方、はじめての作品の見守り方をお伝えします。

とても早く始める必要はありません

プログラミングとは、機械がたどる手順を書くことです。パソコンにさわる前に、子どもたちはその土台にある考え方に慣れておく必要があります。順番どおりに進める、くり返す、「もし〜なら〜する」、まちがいを見つけてなおす、といったことです。こうした考え方は、紙のあそびやおもちゃ、体を使ったあそびで、画面なしでも練習できます。

ですから、まだパソコンを使ったことのない小さな子が「出おくれている」わけではありません。手順をならべるあそびや、ルールあてあそび、道案内あそびをたくさんしてきた7〜8歳の子は、はじめてプログラミングの道具にふれても、すぐにのみこむことがよくあります。反対に、早すぎる時期にパソコンへ向かわせると、プログラミングが重たい勉強のように感じられてしまうことがあります。

準備ができているサイン

子どもはひとりひとりちがいます。年齢を見るよりも、次のようなサインに注目してみてください。

  • 手順にしたがったり、手順を考えたりするのが好き。ものを順番にならべる、道案内をする、ルールのあるあそびを作るなど。
  • 家の中の物やあそび、機械について、「これはどうやって動くの?」とよく聞く。
  • ひとつの活動に15〜20分ほど集中できる。
  • アイコンがわかり、短いことばをいくつか読め、マウスやタッチ画面を使える。
  • うまくいかないときにすぐあきらめない。少なくとも、そばに誰かいれば、もう一度やってみる。

まだそこまで来ていなくても大丈夫です。画面を使わないあそびを続けて、数か月後にまた試してみましょう。

年齢に合った進め方

下の年齢は、おおまかな目安にすぎません。

年齢(目安) 合うもの 例
4〜6歳 画面なしのあそび、手順をならべる絵のパズル 床にはった矢印をたどる、朝の支度の絵カードを順番にならべる
7〜9歳 ブロックで組むプログラミング、とても小さな作品 キャラクターを歩かせる、ひとことしゃべらせる、タップすると色が変わるようにする
10〜12歳 もう少し長い作品、本人が望めば文字でコードを書く 点数のある簡単なゲーム、場面がいくつかあるお話

表のとおりに「レベルを上げる」必要はありません。プログラミングを始めたばかりの10歳でも、ブロックにあきるまではブロックから始めてかまいません。

ブロックで組むプログラミングから始めましょう

たいていの子にとって、いちばんやさしい第一歩は、ブロックで組むプログラミング言語です。命令がひとつずつ色つきのブロックになっていて、子どもはそれをドラッグしてつなぎ、順番を作ります。おもちゃのパーツをはめていくのに少し似ています。よいところが3つあります。

  • 打ちまちがいがありません。 ブロックは意味の通るブロック同士しかつながらないので、子どもは点やカンマではなく、考え方そのものに集中できます。
  • すぐに結果が出ます。 実行を押すとキャラクターが動くので、自分のプログラムが思いどおりかどうかがすぐにわかります。
  • しくみが目に見えます。 くり返しのブロックは中のブロックを包みこみ、「もし」のブロックには条件を入れる場所があるので、形そのものが意味を教えてくれます。

道具やアプリを選ぶときは、いくつかの一般的な目安が役に立ちます。広告がないこと、知らない人とチャットしないこと、お手本どおりに作るだけでなく子ども自身の作品を作る余地があること、子どもがひとりで使える画面であること。

小さな作品と見守り方

はじめての作品は、1回で完成できるくらい小さいものにしましょう。画面を走りぬけるキャラクター、しゃべる誕生日カード、行ったり来たりして泳ぐ魚など。小さなものを完成させると、もっと作りたくなります。大きな作品を途中でやめてしまうよりも、ずっと効果があります。

  • となりに座っても、マウスは取らないで。 「キャラクターに何をさせたい?」とたずねて、やってみさせましょう。
  • まちがいは当たり前と考えましょう。 プログラムがうまく動かないときは、かわりになおすのではなく、「どの手順でずれたと思う?」とたずねてみましょう。
  • 時間は短めに。 多くの子には20〜30分ほどがちょうどよいようです。もっとやりたいくらいでやめましょう。
  • 自慢させてあげましょう。 家族をよんで、プログラムが動くところを見て、作り方の話を聞いてもらいましょう。

Dologiの「つくる」コーナーにある「おえかきロボット」では、命令をならべて、ロボットが点線の紙の上を動いて形をかきます。もっと大きなプログラミングの道具を試す前に、命令の順番に慣れるためのやさしい方法です。

まとめ

  • プログラミングを学ぶのに決まった年齢はありません。年齢よりも基本的な力と興味が大切です。
  • 小さな子は、画面なしのあそびでプログラミングの土台になる考え方をいちばんよく身につけます。
  • 準備ができたら、ブロックで組むプログラミングと、1回で完成できる作品から始めましょう。
  • となりに座って、教えるよりもたずね、まちがいを学びの一部と考えましょう。

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