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子どもとデータを集めよう:数えて、記録して、考える

左に鳥と車、まん中に5本ひと束の数えぼう、右に1本だけ高い3本の棒グラフがあります。

「赤い車ばっかり!」子どもはよくこんなことを言います。小さなデータ調べをすると、この思いこみが、本当に答えられる問いに変わります。赤い車は本当にほかのどの色よりも多いのでしょうか。

データを集めるというと科学者の仕事のようですが、基本のステップは5さいの子でもできるほどかんたんです。問いを立てる、数える、書きとめる、結果を見る。そのとちゅうで、数える、なかま分けする、くらべる練習ができ、「答えは予想ではなく、見たことから出す」ということを学べます。

問いから始める

いいデータ調べは、子どもが本当に知りたい問いから始まります。小さく、10分くらいで観察できるものにしましょう。

  • 「家のまどの前を通る車で、いちばん多い色は?」
  • 「庭や公園に来る鳥は、どんな鳥?」
  • 「学校までの道で、いちばん多い上着の色は?」
  • 「今週、家族がいちばん食べたくだものは?」
  • 「犬をつれて通る人は何人?」

数える前に、答えを予想してもらいましょう。予想を書いておくと、最後がもっと楽しみになります。「当たったかな?」

何を数えるか決める

「車は何色が多い?」という問いは、先にグループを決めておかないとうまくいきません。いっしょに決めましょう。

  • グループ: たとえば、赤、白、黒、青、「そのほかの色」。
  • きまり: トラックやバスも数える?2色の車はどうする?
  • 時間: 小さな子なら、タイマーで10分あれば十分です。

こうして決めること自体が、考える練習になります。データははっきりしたきまりで決まること、どこにも入らないもののための「そのほか」というグループがとても便利なことに、子どもは気づきます。

線で記録する

数えぼう(線を引いて数える方法)は、子どもがその場で記録するのにいちばんかんたんな方法です。車が1台通るごとに線を1本引き、4本になったら5本目をななめに重ねて、5本でひと束にします。

色 5本の束 のこりの線 合計
白 1 2 7
赤 1 0 5
黒 0 3 3
そのほか 0 2 2

5本ずつの束にしておくと、最後に数えるのがずっと速くなります。5、10、と数えて、のこりの線をたせばいいからです。小さな子は、線のかわりにシールをはったり、点をかいたりしてもかまいません。

ひとりで全部数えるのがたいへんなら、手分けしましょう。ひとりは赤い車、もうひとりは白い車を見はります。本物のデータ調べのチームも、こうして仕事を分けています。

線を絵に変える

かんたんなグラフにすると、答えがひと目で分かります。

  • 絵グラフ: 車1台につき小さな四角をひとつかくか、シールを1まいはり、色ごとに1列にならべます。
  • 棒グラフ: 大きい子は、方眼紙に車1台につき1マスぬります。
  • もの: いちばん小さい子は、つみ木を車1台につき1こ使って、塔を横にならべます。

それから、いっしょに見てみましょう。

  • 「いちばん高い列はどれ?」
  • 「いちばん低いのは?」
  • 「白い車は赤い車より何台多い?」
  • 「予想は当たった?」

ていねいに結論を出す

最後のステップが、考える力にとっていちばん大事です。データから何が分かって、何は分からないのでしょうか。

  • 分かったことを言う: 「10分間で、白い車がほかのどの色よりも多かったね」。
  • かぎりを考える: 「ちがう時間でも同じかな?ちがう道だったら?」
  • もう一度ためす: 別の日にもう一度数えて、くらべます。結果が変わると、子どもはよくびっくりします。

これは、大事な考えにやさしくふれる方法です。少しのデータは手がかりにはなっても、たしかなこととまでは言えません。この習かんは、のちに「みんな持ってるよ」といった言葉を考えなおす力にもつながります。

年れい別のアイデア

  • 4〜5さい: ひとつのもの(鳥、犬、赤い車)を点やシールで数え、2つ目のものとくらべる。
  • 6〜7さい: 3〜4つのグループ、数えぼう、絵グラフ、「いちばん多いのは?」。
  • 8さいくらいから: 自分で計画を立て、2つのちがう日に数え、棒グラフをかいて、1文で結論を書く。

なかま分けは、データを整理する最初のステップです。Dologiの「なかまに わけよう」パズルでは、同じとくちょうをもつもの同士をグループに分けます。車をどの列に入れるか決めるときと同じ力です。

まとめ

  • 本当に知りたい問いと予想から始め、数える時間は短くしましょう。
  • 数え始める前に、グループときまりを決めておきましょう。
  • 5本ひと束の線で記録し、絵グラフや棒グラフにしましょう。
  • データから分かること、分からないこと、別の日なら結果が変わるかを話し合いましょう。

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