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子どもに「見つもり」を教えよう:先に予想して、数えてたしかめる

豆がいっぱい入ったガラスびん、テーブルの上の豆を見る虫めがね、そしてはてなマークのふきだしをつけて、びんを指さす子ども。

「このびんに、豆は何こ入っていると思う?」「100万こ!」と答える子もいれば、首をかしげる子も、ひとつずつ数えはじめる子もいます。見つもりは、そのあいだにあるものです。つまり、あとでたしかめられる、理由のある予想です。

見つもりは目立たないけれど、とても役に立つ考える力です。大人はいつも使っています。車でどのくらいかかるか、みんなの分のパスタは足りるか、たなはそこに入るか。子どもにとっては、数の大きさを感じとる力を育て、いい予想は少しずつよくしていけるものだと教えてくれます。この記事では、考え方と、家でできるかんたんな遊びを紹介します。

見つもりとは

見つもりとは、全部を数えたりはかったりせずに、だいたい近い数をすばやく見つけることです。

  • 当てずっぽうではない。 いい見つもりは、知っていることを使います。「豆10こでこのくらい。びんはその5倍くらいの大きさ」。
  • ぴったり当てることが目的ではない。 本当は46こなら、「だいたい50」はとてもいい見つもりです。
  • あとで必ずたしかめる。 少なくとも練習のあいだは。たしかめることで、予想が考えることに変わります。

「だいたい」「ほぼ」「〜より多い」「〜より少ない」ということばも見つもりの一部です。たくさん使いましょう。

「豆のびん」あそび

とうめいなびんと、乾燥豆、マカロニ、ボタン、小さなブロックなど、中に入れる小さなものを用意します。

  1. びんに入れる。 数は子どもに合わせて。小さい子なら10〜20こくらい、大きい子はもっと多く。
  2. みんなで予想して、数を紙に書くか絵にかきます。大人も参加します。
  3. 中身を出して、いっしょに数える。 テーブルの上で10こずつのかたまりにすると、数えやすく、見やすくなります。
  4. 予想と本当の数をくらべる。 「だれがいちばん近かった?思ったより多かった?少なかった?」
  5. 同じびんで、数を変えてもう一度。 2回めは、ずっと近い予想ができる子が多いです。

勝ち負けはありません。おもしろいのは会話です。「どうして30だと思ったの?」

長さ・重さ・時間の見つもり

見つもれるのは、ものの数だけではありません。

  • 長さ: 「げんかんのドアまで、あなたの歩はばで何歩?」「テーブルは、あなたのうで3本分より長い?」そのあと、歩いたり手ではかったりしてたしかめます。
  • 重さ: 両手にひとつずつものを持ちます。「どっちが重い?りんごのふくろは本より重い?」台所のはかりがあれば、はかってみましょう。
  • 時間: 「歯みがきって、どのくらいかかると思う?」タイマーではかってくらべます。1分の長さ(短さ)におどろく子はたくさんいます。
  • 台所での量: 「この水でコップがいっぱいになる?半分?ふちまで?」それから注いでみましょう。

よりよい予想ができるように

よりよい見つもりは、知っていることを使うことから生まれます。

  • 目じるしから始める: 最初の10こを数えて、どのくらい場所をとるか見ます。「このかたまりが、いくつ入りそう?」
  • 前回を使う: 「この前は20こで、びんは半分くらいだったね。今回は?」
  • キリのいい数を使う: 「31」より「だいたい30」のような答えをすすめましょう。キリのいい数だと見つもりやすくなります。
  • 大人も声に出して考える: 「1列にだいたい5こ、列はだいたい4つ。だから20かな」。
  • ぴったりではなく、近づいたことをほめる: 「今回はずっと近かったね!」

年齢別のアイデア

年齢はあくまで目安です。子どもによってちがうので、お子さんの今いるところから始めましょう。

年齢(目安) 何を見つもる 質問の例
4〜5歳 10こくらいまでの小さなかたまり、「多い」「少ない」 「赤い車と青い車、どっちが多い?」
6〜7歳 20〜50こくらいまでの数、かんたんな長さ 「おさらのぶどう、だいたい何こ?」
8〜10歳 もっと大きな数、長さ、重さ、時間 「学校まで何歩?どのくらいかかる?」

Dologiでは、「さんすう」のいくつかのパズルで、数をさいころの目、10のわく、ドミノで表しています。ぱっと見て数が分かることになれていくので、もっと大きな数を見つもるためのいい出発点になります。

気楽にいこう

  • 点数なし、いちばん近い人へのごほうびもなし。 ごほうびがあると、めちゃくちゃに当てようとしたり、やろうとしなくなったりします。
  • ふざけた予想もにっこり受けとめて、それから聞いてみましょう。「本当に100万こありそう?100万ってどのくらい大きいか考えてみよう」。
  • 授業ではなく習慣に。 買い物の荷物を出しながら「何こあると思う?」と聞くだけで十分です。

まとめ

  • 見つもりは、理由のある予想をして、あとでたしかめること。当てずっぽうとはちがいます。
  • 「豆のびん」あそびをしましょう。予想する、10こずつ数える、くらべる、もう一度。
  • 長さ、重さ、時間も見つもり、いつもいっしょにたしかめましょう。
  • 目じるしやキリのいい数を使う手助けをし、ぴったりより近づいたことを喜びましょう。

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