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何歳で10、20、100まで数えられる? 「数を言える」と「数えられる」のちがい

いくつかうまった10のマス、長いいもむし、はしご。

「もう50まで数えられるんです!」とうれしそうに話す家族もいますし、それは本当かもしれません。長い数の列を早くから言える子はたくさんいます。でも、同じ子にテーブルの上のスプーン7本を数えてもらうと、答えが9になることもあります。これは矛盾ではありません。数を順番に言えることと、物がいくつあるか数えることは、別々の力で、育つ速さもちがいます。この記事では、そのちがい、年齢の目安、そして両方を育てるかんたんなあそびを紹介します。

「数を言える」と「数えられる」は別の力

  • 数を言える(数唱) とは、歌のように数を正しい順番で言えることです。「いち、に、さん、し…」。記憶とリズムの力です。
  • 数えられる(計数) とは、物ひとつに数ひとつを対応させ、とばしたり二度数えたりせず、最後に言った数が全部の数だとわかっていることです。

30まで言える子でも、車8台を数えるとわからなくなることがあります。どちらも大切で、どちらも練習で育ちます。

本当にわかっているサイン

  • 物ひとつに数ひとつ。 数を言いながら、ひとつずつさわったり指さしたりします。
  • とばさない、二度数えない。 数えた物をよけたり、別の方法でわかるようにしたりします。
  • 最後の数が答え。 「じゃあ、いくつ?」と聞くと、数え直さずに「7」と答えます。
  • 言われた数だけ取る。 山の中から、スプーンをちょうど5本わたして、そこでやめられます。
  • 順番は関係ない。 左から数えても右から数えても、同じ数になるとわかっています。
  • ひとつふえると。 ひとつふやすと次の数になる、とわかっています。

あとのほうのサインは、たいてい最初のほうより遅れて出てきます。

年齢の目安(子どもによってちがいます)

子どもによって大きくちがい、家や園・学校での経験でも大きく変わります。表は、ゆるやかな目安として使ってください。

年齢(目安) 数を言える 物を数えられる
4歳 10までが多く、それ以上のことも 少ない数、5くらいまでが多い
5歳 20かそれ以上が多い 10くらいまで、それ以上のことも
6歳 手助けがあれば100近くまで、とくに10ずつ もっと多い数を、だんだん確実に
7〜8歳 100より先まで。2とび、5とび、10とび 十の位と一の位に分けて

表のほかの位置にいたとしても、それだけで心配する理由にはなりません。

つまずきやすいところ

  • 2つの数え方。 日本語には「ひとつ、ふたつ、みっつ…」と「いち、に、さん…」の2つの数え方があり、物によって使い分けます。最初はまざっても大丈夫です。
  • 4と7の読み方。 「し・よん」「しち・なな」のように、読み方が2つある数があります。
  • 十の位がかわるところ。 29、39、49のあとで止まったり、「にじゅうじゅう」と言ったりしがちです。「にじゅうく、さんじゅう」と、かわり目だけを練習しましょう。
  • 数えるのが速すぎる。 急ぐと、とばしてしまいます。ゆっくり、ひとつずつさわって数えると、ほとんどのまちがいがなくなります。
  • ゼロ。 「ひとつもない」も数のひとつで、それが数だと聞く機会が必要です。

手助けになるあそび

  • さわって数える。 階段、ボタン、ぶどうのつぶなど、身近な物をひとつずつさわりながらいっしょに数えます。
  • 5こちょうだい。 山の中から「せんたくばさみを4こちょうだい」とたのみます。ちょうどの数で止まる練習になります。
  • 次の数は? 「わたしが16と言ったら、次の数を言ってね」。次は「20の前の数は?」。
  • ロケットのカウントダウン。 10から0まで逆に数えて「発射!」。逆から数えると、数の順番がよく見えます。
  • 10のたば。 大きな数は、棒やマカロニを10ずつのたばにします。「たばが3つと、ばらが4つで、さんじゅうよん」。
  • 数の道。 紙に数を書いて飛び石のようにならべ、ひとつずつ数を言いながら歩きます。

ゆったりと練習を重ねても、お子さんの数え方がクラスの子とずいぶんちがうように見えるときは、先生にクラスでの様子を聞いてみるのもよいでしょう。

Dologiの「さんすう」にある「てんつなぎ」は、数を小さい順につなぐパズルで、数の順番の練習になります。「かぞえて いれよう」では「いくつ?」に答える練習ができます。

まとめ

  • 数を言えることと、物を数えられることは別の力です。
  • 本当に数えるとは、物ひとつに数ひとつ、とばさず、最後の数が全部の数だとわかっていることです。
  • 年齢はあくまで目安で、経験によって大きく変わります。
  • ゆっくりさわって数える、「5こちょうだい」、逆から数えるあそびが多くの子の助けになります。

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