きょうりゅうの話を一日中する時期が、お子さんにも訪れるかもしれません。どれがいちばん大きかったか、どれに角があったか、どれが二本足で歩いたか。知識を増やすだけでなく、その「好き」をパズルに変えてみませんか。お子さんは大好きな動物たちと遊びながら、くらべる、きまりを見つける、ちがうものを消していくといった考え方で答えにたどり着きます。
この記事には、やさしいものから順に4種類のオリジナルパズルがあります。それぞれ目安の年齢、2段階のヒント、答えがついています。用意するものは、紙、えんぴつ、はさみ、あればきょうりゅうのおもちゃだけです。
はじめる前に
- きょうりゅうカードを作りましょう。 いらない厚紙に、色ちがいの簡単なきょうりゅうを5〜6ひき描くか、おもちゃのきょうりゅうを使います。
- お子さんに合うパズルを選びましょう。 年齢はあくまで目安です。お子さんによってちがいます。
- ヒントは段階的に出しましょう。 ヒント1は見る場所を教え、ヒント2は答えに近づきます。ヒント1を出す前に、少し待ってあげてください。
- 正解でも「どうしてわかったの?」と聞きましょう。 考えたことを説明するときに、いちばん多くのことを学びます。
小さい順に並べよう
ウォームアップ(5〜6歳ごろ)。 高さのちがうきょうりゅうを5ひき並べて、いちばん小さいものから大きいものへ並べてもらいます。そのあとで「まんなかはどれ?」「2番目に大きいのはどれ?」と聞いてみましょう。
ヒントパズル(6〜8歳ごろ)。 5ひきのきょうりゅうは、色の名前で呼ばれています。みどり、あか、きいろ、むらさき、オレンジ。お子さんには見えないので、次のヒントだけが手がかりです。
- みどりは、あかより大きい。
- きいろがいちばん小さい。
- むらさきは、みどりより大きく、オレンジより小さい。
5ひきを小さい順に並べましょう。
- ヒント1: きょうりゅう1ひきの場所がぴったりわかるヒントはどれでしょう。そのきょうりゅうを先に置きます。
- ヒント2: ヒント1と3をつなげます。あかはみどりより小さく、みどりはむらさきより小さく、むらさきはオレンジより小さい。
答え:きいろ、あか、みどり、むらさき、オレンジ。実際のカードをヒントごとに置かせて、最後にすべてのヒントをもう一度たしかめましょう。
足あとのパターン
5〜8歳ごろ。 紙に三本指の足あとを描くか、粘土に指先を押しつけます。大きい足あとは大きいきょうりゅう、小さい足あとは小さいきょうりゅうのものです。次の足あとは大きいか小さいか、お子さんに聞いてみましょう。
- 大、小、大、小、大、…
- 大、大、小、大、大、小、大、…
- 大、小、小、大、小、小、小、大、小、小、小、小、大、… この大きい足あとの次には、小さい足あとがいくつ続くでしょう。
- ヒント1: 足あとの列を全部声に出して読み、手をたたいてみましょう。くり返しているのはどこでしょう。
- ヒント2(パズル3): 大きい足あとと大きい足あとのあいだの、小さい足あとを数えてみましょう。その数はどう変わっていますか。
答え:1は小。2は大(「大、大、小」のくり返し)。3は小さい足あとが5つ。小さい足あとが2、3、4、そして5と増えていきます。この列はくり返しではなく増えていくので、7〜8歳ごろのお子さんに向いています。
役割を入れかわってみましょう。お子さんが足あとの列を作り、保護者の方が次の足あとを当てます。お子さんは、先にきまりを決めて、それを守らなければなりません。
2つの輪に分けよう
6〜8歳ごろ。 ひもで輪を2つ作り、重なるように床に置きます。左の輪は「角がある」、右の輪は「背中にとげがある」です。カードを6まい描きます。
| カード | カードのきょうりゅう |
|---|---|
| A | 首が長い、背中はつるつる、角なし |
| B | 頭に角が3本、背中はつるつる |
| C | 背中にとげが一列、角なし |
| D | 鼻に角が1本、背中にとげが一列 |
| E | 角が2本、背中はとげだらけ |
| F | 頭が大きい、うでが短い、角なし、背中はつるつる |
それぞれのカードをどこに置くか、お子さんに聞いてみましょう。
- ヒント1: カードごとに2つ聞きます。角はある? とげはある?
- ヒント2: 輪が重なっているところは、両方もっているきょうりゅうの場所です。どちらももっていないきょうりゅうは、2つの輪の外に置きます。
答え:Bは「角」の輪だけ、Cは「とげ」の輪だけ、DとEは真ん中、AとFは2つの輪の外。
むずかしいバージョン(8〜9歳ごろ)。 先にカードを置いて、輪のラベルはかくしておきます。お子さんに、それぞれの輪のきまりを考えてもらいましょう。
だれがどのほらあなに住んでいる?
1つめのパズル(7〜8歳ごろ)。 ほらあなが3つあります。赤いほらあな、青いほらあな、黄色いほらあなです。どのほらあなにも、きょうりゅうがちょうど1ひき住んでいます。首長きょうりゅう、角3本きょうりゅう、背中とげきょうりゅうです。
- 首長きょうりゅうは、赤いほらあなには住んでいない。
- 背中とげきょうりゅうは、青いほらあなにも赤いほらあなにも住んでいない。
3×3の表を描きます。まちがいだとわかったマスには×、正しいとわかったマスには✓をつけます。
- ヒント1: いちばん多くのほらあなを消せるヒントから始めましょう。
- ヒント2: 背中とげきょうりゅうに残っているほらあなは1つだけ。✓をつけて、そのほらあなを残り2ひきの分は×にします。
| 赤いほらあな | 青いほらあな | 黄色いほらあな | |
|---|---|---|---|
| 首長 | ✗ | ✓ | ✗ |
| 角3本 | ✓ | ✗ | ✗ |
| 背中とげ | ✗ | ✗ | ✓ |
答え:背中とげきょうりゅうは黄色いほらあな。だから首長きょうりゅう(赤ではない)は青いほらあなで、角3本きょうりゅうは赤いほらあな。
2つめのパズル(8〜9歳ごろ)。 今度は3つのほらあなが、左、まんなか、右と横に並んでいます。きょうりゅうは同じ3びきです。
- 首長きょうりゅうは、角3本きょうりゅうのすぐ左に住んでいる。
- 背中とげきょうりゅうは、右のほらあなには住んでいない。
- ヒント1: 首長と角3本は、となりどうしです。この2ひきの置き方は何通りありますか。
- ヒント2: 2通りしかありません。左とまんなか、またはまんなかと右です。それぞれをヒント2でためします。
答え:背中とげが左、首長がまんなか、角3本が右。2ひきが左とまんなかなら、背中とげは右になってしまい、ヒント2に合いません。
Dologiの「ろんり」のテーマには、重なる2つの輪にものを分ける「ふたつの わ」のパズルと、ほらあなのパズルと同じように消していく考え方を使う「だれが どの いえ?」があります。
まとめ
- きょうりゅう好きは、くらべる、きまりを見つける、分ける、消していくといった考え方への入り口にぴったりです。
- お子さんに合うパズルを選び、ヒントは段階的に出し、正解のときも「どうしてわかったの?」と聞きましょう。
- ✓と×の表と、ひもの輪2つで、考えていることが目に見えるようになります。
- 役割を入れかえて、お子さんにパズルを作ってもらいましょう。足あとの列、輪の中のカード、保護者の方が解くヒントなどです。
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