「赤いぼうしの子は魚をかっていません。ねこは赤いぼうしの子のでも、青いぼうしの子のでもありません。だれがどのペットをかっているでしょう?」 こういうパズルはかんたんそうに見えますが、解くにはいくつものことを頭に入れて、ありえないものを1つずつ消していく必要があります。○と×の表を使うと、その考えが目に見えるようになります。
表パズルは8さいごろからの子に向いていますが、小さい子も小さな表から始められます。いるのは紙とえんぴつだけです。
表パズルのしくみ
表パズルは、その名のとおり表です。左がわに登場人物(やもの)、上に選べるものをならべます。
- どの行にも○はちょうど1つ: どの子もペットをちょうど1ぴきかっています。
- どの列にも○はちょうど1つ: どのペットも、ちょうど1人の子のものです。
- ×は「ちがう」という意味。 ヒントごとに、いくつかのマスに×をつけられます。
- ○をつけたら、 その行と列ののこりには×をつけます。
おもしろいのは、答えを直接見つけることはほとんどないということ。ありえないものを見つけていくと、のこったものが答えになります。
1問目を順番に解いてみよう
3人の子が、赤、青、緑のぼうしをかぶっています。ペットはウサギ、魚、ねこです。
- 赤いぼうしの子は、泳ぐペットをかっていません。
- ねこは、赤いぼうしの子のものでも、青いぼうしの子のものでもありません。
いっしょに解きましょう。
- ヒント1: 赤と魚が交わるマスに×。
- ヒント2: 赤とねこ、青とねこのマスに×。ねこの列で空いているのは緑だけ。○をつけて、緑の行ののこりに×。
- 赤の行を見る: 魚とねこに×があるので、赤はウサギ。○をつけます。
- 青 はのこったペット、魚です。
| ウサギ | 魚 | ねこ | |
|---|---|---|---|
| 赤いぼうし | ○ | × | × |
| 青いぼうし | × | ○ | × |
| 緑のぼうし | × | × | ○ |
さいごに、ヒントを1つずつ答えとくらべてたしかめます。どちらも正しいので、パズルは解けました。
2問目にちょうせん
3人の子が、黄色、むらさき、オレンジのぼうしをかぶっています。好きなくだものはそれぞれちがい、りんご、バナナ、ぶどうのどれかです。
- 黄色いぼうしの子は、りんごが好きではありません。
- むらさきのぼうしの子は、バナナが好きではありません。
- オレンジのぼうしの子は、ぶどうもりんごも好きではありません。
たてよこ3マスの表をかいて、答えを読む前にためしてみましょう。
答え:オレンジの子はバナナ(ヒント3)。黄色の子はりんごではなく(ヒント1)、バナナはもうオレンジの子なので、ぶどう。むらさきの子はりんごで、ヒント2とも合います。
自分で問題を作ろう
問題を作るのは、解くよりもっと頭を使います。
- 答えから決める。 だれがどのペットをかっているか決めて、こっそり書いておきます。
- 本当のヒントを書く。 「〜ではない」のヒントがいちばんかんたんです。「赤いぼうしの子はねこをかっていません」
- ためしてもらう。 ヒントをほかの人にわたします。行きづまったり、答えが2つ出たりしたら、ヒントを足したり変えたりします。
- よけいなヒントをけずる。 いい問題は、できるだけ少ないヒントで解けます。
やさしい版とむずかしい版
年れいはだいたいの目安です。子どもによってちがいます。
- 6〜7さいごろ: 本物のものを使ったたてよこ2マスの表。コップ2つ、おもちゃ2つ、ヒント1つ。○のかわりにシールを使います。
- 8〜9さいごろ: 上のような、ヒント2〜3つのたてよこ3マスの表。
- 10さいごろから: たてよこ4マスの表、「となり」「〜より前」のようなヒント、3つのなかま(子ども、ペット、色)のある問題。
Dologiの「ろんり」のテーマには「だれが どの いえ?」というパズルがあり、ヒントのカードを読んで家を消していき、どのロボットも1つだけのこった家へつれていきます。答えが1つになるまで消していく、同じ考え方です。
まとめ
- 表パズルは○と×で、まだありえることを記録していく。
- 行と列に○は1つずつ。ヒントごとに×がふえる。
- 1問目は声に出していっしょに解き、そのあと子どもに1人でためしてもらう。
- 問題を作ってほかの人に解いてもらうのが、いちばんの練習になる。
あわせて読みたい:4〜10歳の子ども向け論理パズル:答えとヒントの出し方つき
