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家にあるもので算数あそび:数える・くらべる・分ける

りんご、6つの点が入った10のマス、4切れのうち3切れに色がついたパイ、バナナ。

「算数の勉強」と聞くと、机に向かってプリントを解く姿を思いうかべる方が多いかもしれません。でも小さな子どもにとっていちばん役に立つ算数は、別の場所で起きていることがよくあります。食卓の準備、おやつを分けるとき、買い物の荷物を運ぶとき、くつしたをペアにするとき。こうした時間はお金がかからず、毎日あり、数をお子さまがさわれるものと結びつけてくれます。

本物のものが役に立つ理由

数は目に見えないものです。「ご」ということばや5という記号は、スプーン5本、階段5段、ぶどう5つぶに共通するものがあると何度も見るまでは、あまり意味をもちません。本物のものがあると、子どもは

  • さわって動かしながら数えるので、とばしたり2回数えたりしにくくなります。
  • 量が変わるところを見られます:1つ足す、2つ取る、グループに分ける。
  • 自分で答えをたしかめられます:お皿が足りなければ、だれにでもわかります。
  • 算数を本当の理由と結びつけられます:みんなにフォークがいるから数えるのです。

あとで数が紙の上に出てきたとき、本物の量をたくさん扱ってきた子どもは、記号の向こうに思いうかべる絵をもっています。

食卓で

  • ひとり1つずつ。 食卓の準備をお願いしてみましょう。ひとりにお皿1枚、コップ1つ、スプーン1本。ものを1つずつ人に対応させることは、数えることの土台です。
  • 数えてたしかめる。「おはしは何ぜん必要かな? まず何人いるか数えよう」。
  • 公平に分ける。 いちごやクッキーをいくつかわたして、2〜3人に分けてもらいます。「みんな同じになった? どうしてわかるの?」
  • 半分と4分の1。 サンドイッチやパンケーキを半分に切り、さらに半分に切ります。「いま何切れ? 同じ大きさかな?」

台所とお店で

  • はかる。 小麦粉や水をカップでボウルに入れながら数えてもらいます。
  • 重い・軽い。 片手にお米の袋、もう片手にパスタの袋を持ちます。どっちが重い? キッチンスケールがあればたしかめてみましょう。
  • かごに入れる。「りんご4つとレモン2つがいるよ」。大きい子はリストを頭で覚えておけます。
  • 値段をくらべる(大きい子に):「これは3、あれは5。どっちが安い? どれだけ高い?」
  • 見当をつける。「この袋にトマトはいくつ入っていると思う?」先に予想してから数えます。

片づけ、洗たく、あそび

  • くつしたのペアづくりは、2ずつ数える自然な練習です。
  • おもちゃの仲間分け:種類、色、大きさで箱に分け、それぞれ数えます。
  • 5や10のまとまりを作る:おもちゃの車を5台ずつならべると、1台ずつ数えなくてもいくつあるかが見えます。
  • サイコロを使うボードゲームで、マスを数えたり、目の形を覚えたりできます。

年齢ごとの声かけ

育ちのペースは一人ひとりちがうので、表はおおよその目安として使い、お子さまの興味に合わせてください。

場面 4〜5歳ごろ 6〜7歳ごろ 8〜10歳ごろ
食卓の準備 「ひとりにコップを1つずつ持ってきて」 「5人家族で、1人はお出かけ中。お皿は何枚?」 「お客さんが来て8人になるよ。いすはあといくつ?」
くだものを分ける 「わたしに1つ、あなたに1つ」 「ぶどう10つぶを2人で分けて」 「ぶどう12つぶを3人で分けたら? 4人なら? どちらが多い?」
買い物 「りんごを3つ袋に入れて」 「りんごが4つあって、7ついるよ。あといくつ?」 「たまご6こ入りが2パック。全部でいくつ?」
料理 「スプーン2はい入れてね」 「カップ半分と1ぱい、どっちが多い?」 「4人分のレシピだけど、2人分作るよ。小麦粉はどれくらい?」

軽い気持ちで

  • 質問は1つか2つで十分。 毎回の食事がテストになると、すぐに楽しくなくなります。
  • 説明してもらいましょう。「どうやって考えたの?」のほうが、正解かどうかより役に立つことが多いです。
  • まちがいはふつうのことだと見せましょう。「お皿が6枚いると思ったけど、5人だったね。もう一回数えよう」。
  • 本当の理由を使いましょう。 ケーキを公平に分けるように、お子さまにとって大事な問題を解くとき、算数はよく身につきます。

Dologiの「さんすう」のテーマには、絵を見ながら数えたり、くらべたり、小さな数をたしたりする短いパズルがあります。数に本当の意味をあたえるいちばんの場所であるこうした毎日の時間と、ならべて使えます。

まとめ

  • 身近なものは、数を具体的にしてくれます。子どもはさわって、動かして、たしかめられます。
  • 食卓の準備、食べものを分ける、買い物、料理、片づけには算数がいっぱいです。
  • 年齢に合った質問を1つか2つして、どう考えたかを説明してもらいましょう。

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