すべての記事

ふえていくきまり:2つずつふやす、ばいにする、次を当てる

正方形のブロックをつんだ4本の列がならび、どれも前の列より2つ高く、最後にはてなマークの入った青いふきだし。

赤、青、赤、青。これはくり返しのきまりです。同じかたまりが何度ももどってきます。ふえていくきまりはちがいます。どの段階も同じように変わります。ブロック1つ、次は3つ、次は5つ、次は7つ。その次は? 10番目はどうなるでしょう?

ふえていくきまりは、きまりが算数の「式」の考え方にふれはじめるところです。でも、むずかしいことばはいりません。つみ木、豆、硬貨、紙が1まいあればじゅうぶんです。

くり返す? ふえていく?

  • くり返しのきまり は、同じかたまりがもどってきます。丸、四角、丸、四角。
  • ふえていくきまり は、段階ごとにルールで変わります。1つずつふえる、2つずつふえる、ばいになる。
  • へっていくきまり は、ふえていくきまりの反対です。2つずつへる、半分になる。

はじめは、ふえていくきまりのほうがむずかしく感じる子が多いです。まねするだけでなく、段階どうしをくらべる必要があるからです。

身近なものでつくってみよう

  • つみ木のとう。 1こ、2こ、3このとうをつくります。「次はどれくらいの高さ?」と聞いてみましょう。次は1こ、3こ、5こでためします。
  • 豆の階段。 豆を1つぶ、2つぶ、3つぶと、階段のようにならべます。
  • 硬貨の三角形。 硬貨1まい、その下に2まいの列、さらに3まいの列。三角形ごとに何まいあるかな?
  • ボタンの正方形。 ボタン1こ、次に2×2の正方形、次に3×3。これはもっと速くふえます。

子どもに次の段階をつくってもらい、どうして分かったのか話してもらいましょう。

ルールをことばにする

大きな一歩は、「だんだん大きくなる」から、はっきりしたルールに進むことです。

段階 ブロック 何が変わった?
1番目 1
2番目 3 2つふえた
3番目 5 2つふえた
4番目 7 2つふえた

「毎回、何が起きている?」と聞き、子どもが最後まで言えるように手伝いましょう。「どのとうも、前のとうより2つ多い」

次に、つくるだけでは答えにくい質問をしてみます。「10番目のとうはブロックがいくつ?」 2つずつ数えていく子もいれば、大きい子は近道に気づくかもしれません。どちらもすてきな考え方です。

ばいにする:どんどん速くふえる

ばいにするのは、別のふえ方です。子どもはびっくりします。

  • 紙を半分に折って 開き、いくつに分かれたか数えます。2つ。半分を2回で4つ。3回で8つ。4回目も折れるかな? いくつになる?
  • 豆をばいにする。 1、2、4、8、16。「2つずつふやす」とくらべると、どちらの豆の列が速くのびる?
  • わけを話す。 2つずつふやすときは、いつも同じ数を足します。ばいにするときは、足す数がどんどん大きくなります。ばいにするもとが大きくなるからです。

へっていくきまり

きまりを反対にしてみましょう。ブロック7こから始めて、毎回2つずつ取ります。豆16つぶから始めて、1つぶになるまで半分にします。へっていくきまりで、ルールはどちらの向きにも使えると分かります。

年れい別のアイデア

年れいはだいたいの目安です。子どもによってちがいます。

  • 4〜5さいごろ: 1つずつふえるとうや階段、「次はどのとう?」、次の段階をつくる。
  • 6〜7さいごろ: 2つずつ、3つずつふえるきまり、ルールをことばにする、へっていくきまり。
  • 8さいごろから: 10番目を予想する、ばいと半分、正方形の数のようなきまり、ほかの人に出すきまりを考える。

Dologiの「パターン」のテーマには「ふえる へる」というパズルがあり、それぞれの絵のものを数えて、毎回いくつふえるか、へるかを考え、次の絵を選びます。

まとめ

  • ふえていくきまりでは、どの段階も同じルールで変わる。
  • つみ木、豆、硬貨、ボタンでつくり、次の段階は子どもにつくってもらう。
  • ルールをことばにして、つくらずに遠い段階を予想する。
  • ばい、半分、へっていくきまりで、いろいろなふえ方を味わう。

あわせて読みたい:数のきまりを見つけよう:偶数と奇数、2とびで数える、とびとびに数える