チョーク1本、小石1つ、そして道のすみっこ。けんけんぱは、ずっと昔からそれだけで遊ばれてきました。子どもはとんで、ぐらぐらして、笑って、またはじめからやります。
よく見ると、これは「上をとべる数直線」でもあります。どのますにも数があり、数は順番にならび、「1つ先」「2つもどる」の意味を体で感じられます。この記事では、昔ながらの遊び方と、算数をもっと加える6つの方法を紹介します。
ますをかく
ますを7つか8つ、つづけてかきます。子どもの足が入って、少しよゆうがある大きさにします。表紙の絵のように、いくつかは横に2つならべます。1ます、2ますならび、1ます、2ますならび。
それぞれのますに、1から順に数を書きます。まだ数字が読めない子には、表紙の絵のように、数のかわりに点をかきます。
外でかける場所がないときや、天気が悪いときは、家のゆかにマスキングテープをはります。小石のかわりには、丸めたくつしたやお手玉を使います。
昔ながらの遊び方
- 小石を1のますに投げ入れます。 ますの中に止まらなければなりません。
- ますをとんで進みます。 小石のあるますはとびこえます。1ますは片足で。2ますならびは両足で、1ますに片足ずつ。
- はしまで行ったら向きをかえて、 とんでもどります。
- 帰り道で小石をひろいます。 片足でバランスをとりながら。そして外へとんで出ます。
- 次の番は2のますに投げます。 あとは同じようにつづけます。
線をふんだり、バランスをくずしたり、小石がますに入らなかったりしたら、その番は終わりです。次は同じ数からつづけます。
ルールは、地域や校庭によってちがいます。始める前に自分たちのルールを決め、あとから入ってきた人には子どもに説明してもらいましょう。
算数を加える6つのアレンジ
| アレンジ | やり方 | 練習になること |
|---|---|---|
| 声に出して数える | 着地するたびに数を言う。帰りは逆から数える | 数の順番。前からも後ろからも |
| 偶数のますだけ | 奇数のますはとびこえる | 偶数と奇数、2とびで数えること |
| 数を言う人 | だれかが数を言い、とぶ人はその数へまっすぐ行く | 数をすばやく見分けること |
| とんで足す | 「2から始めて、あと3つ進む。いまどこ?」 | たし算は「前へ進む」こと |
| とんでもどる | 「7から始めて、2つもどる」 | ひき算は「後ろへもどる」こと |
| 小石2つ | 小石を2つ投げ、2つの数を足して、答えのますまでとぶ | 2つの数を足すこと |
たし算やひき算のアレンジには、まっすぐなますが合います。0から10までを1列にならべた、地面にかいた数直線です。
体が学ぶこと
けんけんぱは、一度にたくさんのことをもとめます。片足でとぶ、ますの中に着地する、たおれずに止まる、しゃがんでまた立つ。子どもは週ごとに目に見えて上手になり、自分でもそれに気づきます。
少し調整すれば、楽しさがつづきます。
- 小さい子にはますを大きく。 どのますでも両足でよいことにします。
- かんたんな子は反対の足で。
- ゆっくりの回。 音を立てずに着地するのが目標です。
| めやすの年齢 | やってみること |
|---|---|
| 4〜5歳 | 両足でとぶ。数を言う。小石をますに投げ入れる |
| 6〜7歳 | 片足で昔ながらの遊び方。帰りは逆から数える |
| 8〜9歳 | とんで足す、とんでひく。偶数のますだけ |
| 10歳から | 3のだんのます。新しいルールを考えて、人に教える |
年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。
Dologiの「さんすう」にある「てんつなぎ」パズルでは、数を小さい順につないでいきます。けんけんぱと同じように数の順番を練習します。足のかわりに指を使って。
まとめ
- 外ではチョークと小石、家の中ではテープとくつしたがあれば遊べます。
- 小石のあるますをとびこえ、向きをかえ、もどって小石をひろいます。
- 声に出して数える、偶数だけとぶ、とんで足す。こうして算数を加えます。
- ますの大きさとルールを調整して、どの子も「できた」と思えるようにしましょう。
