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クッションといすで作る、おうちの障害物コース

点線の道が赤いクッションの上を弓なりにこえ、青いいすの下をくぐり、黄色い旗の前で矢じるしになって終わっています。

外は雨。子どもの元気は、部屋の広さにおさまりません。クッションを3つゆかに置き、いすを1つ出し、じゅうたんにテープを1本はれば、リビングは障害物コースになります。

体を動かす遊びですが、中にはたくさんの「考える」が入っています。「上をこえる」「下をくぐる」「まわりを回る」「あいだを通る」といったことば、順番をおぼえること、かんたんな地図を読んだりかいたりすること。この記事では、コースの作り方と、数分のジャンプだけで終わらせない楽しみ方を紹介します。

コースを作る

コーナーは4つから6つで十分です。家にあるものを使いましょう。

コーナー 使うもの やること
とび石 1列にならべたクッション ゆかにふれずに、次から次へとわたる
トンネル しっかりしたいす。または、2つのいすにかけた毛布 下をはってくぐる
ジグザグ 1列にならべたペットボトルやくつ 右、左とよけながら進む
バランスの線 ゆかにはったテープや、置いたなわとび かかととつま先をつけながら、線の上を歩く
まと当て せんたくかごと、丸めたくつした くつしたのボールを3つ投げ入れる
ゴール ドアノブにむすんだスカーフ タッチする

始める前に、安全のためのポイントをいくつか。

  • 場所を広くあけます。階段、ガラス、とがった角からはなします。
  • たおれない家具だけを使います。たなやふみ台にはのぼりません。
  • はだしか、すべり止めつきのくつしたで。クッションは、すべらないゆかの上だけに置きます。
  • 子どもがコースにいるあいだは、近くにいてください。

道すじをことばにする

さいしょの1回の前に、いっしょにコースを歩きながら、それぞれのコーナーで何をするかを言います。「クッションの上をこえて、いすの下をくぐって、ボトルのまわりを回って、線にそって歩く」

次に、子どもが1人で言います。それから走ります。

この小さな一歩が大切です。位置をあらわすことばは、空間のことばです。子どもは、体がそのことばどおりに動いているときに、いちばんよくおぼえます。

記憶バージョンもあります。道すじをぜんぶ1回だけ言い、子どもは思い出しながらやります。4歳なら3つで十分。大きい子は5つか6つ、または同じコーナーを2回通る道すじもできます。

地図をかく

何回か遊んだら、紙を用意して、天井から見下ろしたつもりでコースをかきます。クッションは四角、いすは箱の形、道すじは点線、さいごに矢じるし。表紙の絵のようにです。

地図は3通りに使えます。

  1. 読む。 おうちの方が、同じ地図に、ちがう順番の新しい道すじをかきます。子どもが読んで、そのとおりに進みます。
  2. かえる。 子どもがコーナーを1つ動かし、絵もそれに合わせて直します。
  3. 先に設計する。 クッションにさわる前に、子どもが新しいコースを紙にかきます。それから作って、うまくいくかたしかめます。

3つ目は、ほんとうの計画です。まだない空間を思いうかべるのですから。おもしろくするために、小さな注文を出してみましょう。「『上をこえる』『下をくぐる』『まわりを回る』を1つずつ入れて、ドアで終わること」

むずかしく、でも速くはしない

ストップウォッチとの競争は、ぶつけたり泣いたりへのいちばんの近道です。もっとよい方法があります。

  • 何かを運ぶ。 丸めたくつしたを頭にのせる。スプーンにボールをのせる。
  • 動き方をかえる。 バランスの線を横歩きで。ジグザグを後ろ向きで。
  • きまりを足す。 「今日は、クッションのあいだのゆかは水だよ」
  • 見つもる。 「とび石は何歩でわたれるかな?」。予想して、数えます。
  • 自分の数をこえる。 タイマーのかわりに、いっしょに声に出して数えます。次は1つ早くゴールできるかな。
めやすの年齢 やってみること
4〜5歳 コーナー3つか4つ。道すじをいっしょに言う
6〜7歳 コーナー5つか6つ。道すじをおぼえる。かんたんな地図を読む
8〜9歳 注文に合わせて、自分のコースを設計してかく
10歳から 小さい子のためのコースを設計する。コーナーごとに説明カードを書く

年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。

さいごのコーナーはお片づけ

もとにもどすことも、遊びの一部にしましょう。「30数えるまでに、クッションをぜんぶソファにもどせるかな」は、意外なほどうまくいきます。

Dologiの「くうかん」にある「めいろ」パズルでは、めいろを通りぬける道を見つけます。コースと同じ習慣です。出発する前に、道すじ全体を見ること。

まとめ

  • クッション、しっかりしたいす、テープがあれば、4つから6つのコーナーが作れます。
  • 進む前に、位置のことばで道すじを言います。上をこえる、下をくぐる、まわりを回る、そって歩く。
  • コースを上から見た絵にかき、地図を読み、かえ、設計します。
  • 速さではなく、運ぶもの、動き方、きまりでむずかしくしましょう。

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