なべと木のスプーン、そしてつみきとボタンでできたスープ。おままごとは、いちばん古い遊びの1つです。そこに小さなものを1つ足すと、もっとゆたかな遊びになります。絵でかいたレシピです。
絵のレシピは、意味をもった記号のならびです。子どもは左から右へ読み、1まいのカードが言うとおりにして、それから次のカードへ進みます。これは「説明のとおりに進める」力で、文字は1つもいりません。
用意するもの
- なべかボウルと、スプーン。 おもちゃでも、ほんものでもかまいません。
- ごっこの材料。 つみき、ボタン、ペットボトルのふた、ポンポン、紙の切れはし。色ごとに小さな入れものに分けます。
- 白いカードか紙の切れはし と、ペン。
はじめのレシピをかく
カード1まいが、1つの手順です。入れるものをかき、いくつ入れるかを点であらわします。これは「にじのスープ」です。
| カード | かいてあるもの | 意味 |
|---|---|---|
| 1 | 赤いつみきと点3つ | 赤いつみきを3つなべに入れる |
| 2 | 黄色いボタンと点2つ | 黄色いボタンを2つ |
| 3 | しずく | ごっこの水をコップ1ぱい |
| 4 | スプーン、曲がった矢印、点5つ | 5回まぜる |
カードを左から右へ1列にならべ、間に小さな矢印を置きます。
カードを見ながら料理する
- 子どもがさいしょのカードを指さし、意味を言って、そのとおりにします。
- せんたくばさみかコインを、今のカードのしるしにします。手順が1つ終わるたびに、次へ動かします。「どこまでやったかな?」にこたえてくれます。
- おうちの方はお客さんです。スープがとどいたら、カードと合わせていっしょにたしかめます。「赤は3つ? 数えてみよう。」
カードを子どものかわりに読み上げないようにしましょう。読むことが、子どもの出番です。
むずかしくする
| 変えること | 練習になること |
|---|---|
| カードを5〜6まいにする | 長いならびの中で、今いる場所を見うしなわない |
| カードをまぜる。どのじゅんばんなら合っている? | どの手順が先でなければならないかを見ぬく |
| 1まいをこっそりぬく | ぬけに気づく。「このスープ、何か足りないよ」 |
| くりかえし。ひとすくい、まぜる、ひとすくい、まぜる | きまりを見つけ、次に来るものを言う |
| お客さん2人分のスープ | カードの数をぜんぶ2ばいにする |
まぜたカードでは、理由を話し合いましょう。水はボタンの前でも後でもかまいません。でも、からっぽのなべで「まぜる」のはおかしいですし、「出す」はさいごでなければなりません。
子どもがレシピを書く
次は役をこうたいします。子どもが料理を考えてカードをかき、おうちの方は、かいてあるとおりにそのまま作ります。
いくつ入れるのかがカードにないときは、たずねます。2まいのカードがどちらのじゅんばんでも読めるときも、たずねます。子どもは、どこが分かりにくかったかに気づいて、カードを直します。ここで子どもは、説明は正確でなければならないことを学びます。料理する人には、カードにあることしか分からないからです。
| めやすの年齢 | やってみること |
|---|---|
| 4〜5歳 | 数が3までのカード3まい。指さして、そのとおりにする |
| 6〜7歳 | しるしを使ってカード5〜6まい。足りないカードを見つける。自分のレシピをかく |
| 8〜9歳 | まぜたカードをならべ直す。くりかえす手順。レシピを2ばいにする |
| 10歳から | 年下の子のためにレシピを書く。「お客さんがあまいのがすきなら、あと2つ入れる」のような、えらぶカードを入れる |
年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。
Dologiの「パターン」にある「くりかえしの きまり」パズルでは、くりかえしている部分を見つけて、次に来るものをえらびます。ならびを1つずつていねいに読むという、同じ作業です。
まとめ
- 絵のレシピがあると、おままごとは記号のならびを読む遊びになります。
- カード1まいが1つの手順で、数は点であらわし、左から右へ読みます。
- まぜたカード、足りないカード、くりかえしで、同じ遊びがむずかしくなります。
- 子どもがレシピを書き、おとながそのとおりに作ると、分かりやすい説明のしかたが身につきます。
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