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このかげ、なあに? かい中電灯と身近なもので、かげから考える

青いかい中電灯が黄色い光を小さな赤いりんごに当てていて、右がわにはりんごよりずっと大きな、こい色のかげがあります。

部屋はうす暗く、かい中電灯がかべをてらしています。おうちの方が何かを光の中に持ち、子どもにはそのかげだけが見えます。「これ、なあに?」

かげは、もののりんかくだけをのこして、ほかのものをぜんぶすててしまいます。色も、もようも、何でできているかも。かげからものを当てることは、足りない情報から考えることです。たしかに分かることは何? 何でありうる? 何が分かれば決められる? この問いは、かげ遊びのほかでも役に立ちます。

用意するもの

  • 光: かい中電灯。スマートフォンのライトでもかまいません。
  • スクリーン: 白っぽいかべ。または、ドアのわくにかけたシーツ。
  • りんかくがはっきりしたものを6〜8こ、おぼんにのせて: フォーク、スプーン、コップ、かぎ、歯ブラシ、動物のおもちゃ、葉っぱ、ボール、りんご。
  • 暗くした部屋。 まっ暗でなくてもだいじょうぶです。

子どもはかべのほうを向き、おうちの方にせなかを向けてすわります。かげは見えて、ものは見えないようにするためです。安全のためのきまりを2つ。かい中電灯を人の目に向けないこと。ろうそくではなく、かい中電灯を使うこと。

3つのラウンド

ラウンド1:ものの名前を言う。 ものを1つ、光の中に持ちます。子どもは名前を言い、どの手がかりで分かったかも言います。「先が4つに分かれているから、フォーク」。手がかりは、答えと同じくらい大切です。

ラウンド2:回してみる。 同じものを、ゆっくり回します。コップは、横から見ると取っ手が見えます。底から見ると、ただの丸です。コインは、光のほうを向くと丸になり、ふちを向けると細い線になります。1つのものに、かげはいくつもあります。

ラウンド3:なぞの丸。 いちばんヒントの少ない向きから始めます。丸いかげは、ボールかもしれないし、おさら、みかん、コップの底かもしれません。考えられるものをぜんぶ言ってもらい、それから少しずつ回して、自信がもてるまでつづけます。

考えをつづけさせる質問が2つあります。「たしかに分かることは何?」、そして**「かげからは分からないことは何?」**。かげが見せるのはりんかくです。色や材料、コップにかかれた絵は見せてくれません。

かげはどうして大きくなったり小さくなったりするの?

こんどは子どもがものを持ちます。動かす前に、毎回、予想をたずねます。

やってみること 起こること
ものをかい中電灯に近づける かげが大きくなる
ものをかべに近づける かげが小さく、くっきりする
かい中電灯を横へ動かす かげが反対がわへずれて、のびる

きまりは、子どもに自分のことばで言ってもらいましょう。「光に近いほど、かげは大きい」のように。表紙の絵がそれを見せています。かい中電灯の近くに小さなりんご、はなれたところに大きなかげ。

かんたんに説明するなら、こうです。光はまっすぐ進みます。ものが、その一部をさえぎります。かい中電灯に近いほど、さえぎる光が多くなります。

晴れた日の外でも、かげは同じ考え方にしたがいます。朝、子どものかげのまわりをチョークでなぞり、お昼に同じ場所でもう一度なぞります。太陽がひくいとかげは長く、高いと短くなります。太陽を直接見てはいけないことも伝えましょう。

かげカードを作る

かべに紙をはり、ものを光の中に持って、子どもにかげをなぞってもらいます。何まいかできれば、かげカードのセットになります。

  • 合わせる。 次の日、ものとカードをならべます。どのかげがどのもの?
  • ひっかけカード。 同じものを2つの向きからなぞります。2まいとも同じコップだと気づく人はいるでしょうか。
  • 役をこうたい。 子どもがなぞのかげを作って、おうちの方に出します。2つのものをいっしょに持って、新しい形を作ってもよいでしょう。
めやすの年齢 やってみること
4〜5歳 よく知っているものを当てる。ものと、なぞったかげを合わせる
6〜7歳 ものを回す。1つのものにいくつものかげ。手がかりを声に出して言う
8〜9歳 かげの大きさの実験。先に予想する
10歳から ちがうものなのに同じかげ。考えられるものを書き出してたしかめる。時間ごとの太陽のかげ

年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。

Dologiの「しゅうちゅう」にある「かげを さがそう」パズルには、色のついたものが1つと、かげがいくつか出てきます。花びらやうでの数といった細かいところをよく見て、ほんとうのかげをえらびます。

まとめ

  • かげはりんかくだけをのこします。だから、かげから当てることは、手がかりから考えることです。
  • 3つのラウンドで遊びます。名前を言う、回す、いちばんヒントの少ない向きから始める。
  • きょりで実験します。光に近いほど、かげは大きい。先に予想して、それからためします。
  • かげをなぞってカードを作り、子どもになぞを出してもらいましょう。

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