四角に切った絵、1マスだけない場所、そして「ピースはあいたマスにすべらせることしかできない」というきまり。スライドパズルはかんたんそうに見えますが、空間をとらえる力と計画する力のすばらしい練習になります。1手動かすたびにあいたマスの場所が変わるので、子どもはすぐに、何手か先を考える必要があると気づきます。
この記事では、おうちでスライドパズルを作る方法、とても小さなパズルから始める方法、大きなパズルでも行きづまらずに解ける作戦を紹介します。
スライドパズルのしくみ
- 盤はマス目です。たとえば3×3。
- 1マスをのぞいて、すべてのマスにピースがあります。1マスはあいています。
- 1手ごとに、あいたマスのとなりにあるピースを1まいすべらせて、あいたマスに入れます。持ち上げたり、とびこえたりはできません。
- 目標は、ピースをならべて絵をかんせいさせること(または決まったじゅんばんにならべること)です。
動かせるのはあいたマスのとなりのピースだけなので、じつは盤の上を動き回っているのは「あいたマス」なのです。大きい子には、そう説明すると分かりやすくなります。
紙で作る
- 厚紙にマス目をかく。 はじめは2×2、あとで3×3。
- 同じ大きさの別の厚紙に、マス目全体をつかったかんたんな絵をかく。 古いカードを使ってもかまいません。こい色や大きな形がいちばん向いています。
- 絵をマス目に合わせて四角に切る。
- 1まいをぬく。 ふつうは右下のピース。そこがあいたマスです。
子どもは自分で絵をかくのが大好きで、それぞれのピースの場所も分かりやすくなります。
必ず解けるようにするコツ
おどろくことに、ピースを持ち上げてでたらめにおきなおしてまぜると、およそ半分の場合、どんなにかしこくてもぜったいに解けないパズルになってしまいます。
いやな思いをしないよう、スライドパズルは必ず、かんせいした絵からすべらせてまぜましょう。でたらめに10回か20回すべらせれば、必ず解けると分かります。すべらせた手を、いつでも逆にたどれるからです。子どもに大人用のパズルをまぜてもらう遊びにもなります。
小さな盤から始める
- 2×2(ピース3まい): ピースは盤の上をくるくる回るだけです。4〜5さいくらいの子でも解けて、ピースが円をえがいて動くことに気づきます。
- 2×3(ピース5まい): 本物のパズルですが、短めです。6〜7さいの次のステップにぴったり。
- 3×3(ピース8まい): 定番です。8さいくらいからの多くの子が、作戦と根気で解けます。
大きな盤に進むのは、小さな盤がかんたんになってからにしましょう。
1列ずつの作戦
3×3では、全部をいっぺんにそろえようとすると、同じところをぐるぐる回ってしまいます。一歩ずつの計画のほうがずっとうまくいきます。
- まず上の列をそろえる。 左から右へ、1まいずつ。
- そろえた上の列は、 できるだけくずさない。
- 次に、のこりの2列の左の列をそろえる。
- さいごに右下の2×2をしあげる。 ここではピースが円をえがいて回るだけです。
むずかしいのは列の最後です。最後の1まいを入れるために、そろえたピースを一度どかして、あとでもどさなければならないことがあります。はじめはいやがる子が多いので、話してみましょう。「先に進むために、少しだけもどすこともあるんだよ」。川わたりパズルで、ヤギをつれてもどったのと同じ考え方です。
いっしょに遊ぶコツ
- あいたマスの場所を話す: 「あいたマスがここに来たら、次はどのピースが動ける?」
- 大きい子とは手数を数えて、 次はもっと少ない手数で解けるかためす。
- 同じパズルで交代に動かし、 1手ずつ話し合う。
- 楽しいうちにやめる。 とちゅうのパズルは、明日までテーブルの上で待っていてくれます。
Dologiの「えあわせ スライド」パズルでは、絵を2×2から3×3までの盤のピースに分け、子どもがピースをすべらせてもとの場所にもどします。小さな盤から始めて、自信がついたら大きな盤に進みます。
まとめ
- スライドパズルでは、あいたマスのとなりのピースだけを、あいたマスにすべらせます。
- かんたんな絵をかいた厚紙で作り、2×2から始めましょう。
- まぜるときは必ずすべらせて。持ち上げると解けなくなることがあります。
- 大きな盤は1列ずつ。先に進むために少しもどすこともある、と受け入れましょう。
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