きれいなせんたくものが入ったかごの底には、いつも、ばらばらのくつ下の山があります。だれかが組にしなければなりません。その「だれか」は、お子さんでもよいのです。
これはほんものの家の仕事で、子どもはそれがすきです。同時に、なかま分けの学びでもあります。1組を見つけるには、色、もよう、大きさを見て、どれが大事かを決め、午後いっぱいかからないさがし方をえらばなければなりません。
ほんとうの「1組」とは
2つのくつ下が1組になるのは、色も、もようも、大きさも、ぜんぶ合っているときです。
- 青いくつ下が2つあっても、片方が水玉で、もう片方がしまなら、1組ではありません。
- しまのくつ下が2つあっても、片方がおとなので、もう片方が子どものなら、1組ではありません。
くつ下を2つ持ち上げて、たずねます。「これは1組かな? どこが同じ? どこがちがう?」ここでは、ことばが大切です。無地、しま、水玉、長い、短い、あつい、うすい。特徴をことばで言える子は、その特徴をめあてにさがせます。
3つのさがし方
| やり方 | どうするか |
|---|---|
| 1つずつ | くつ下を1つ取って、山の中からあい手をさがす |
| 先に分ける | 色ごとに小さな山をつくり、それぞれの山の中で組にする |
| ならべる | くつ下をぜんぶ1列にならべて、目でたどる |
せんたくの日ごとにちがうやり方をためして、あとでたずねます。「どれがいちばん早かった? どうして?」大きな山なら、たいてい「先に分ける」が勝ちます。青いくつ下だけの小さな山からさがすほうが、ぜんぶの中からさがすより、ずっとかんたんです。なかま分けの意味は、まさにそこにあります。次にさがす場所を小さくしてくれるのです。
くつ下の山で遊ぶ
自分の記録をぬりかえる。 1分で何組つくれるかな? 数を書いておいて、来週、それをこえられるかためします。
ひとりぼっちのくつ下たんてい。 遊ぶ前に、くつ下を1つかくしておきます。ぜんぶの組ができると、1つだけあまります。なくなったあい手を、見ないで説明してもらいます。「きっと小さくて、青くて、水玉だよ。」
くつ下当て。 心の中でくつ下を1つえらび、ヒントを出します。「長いよ。しまがあるよ。赤ではないよ。」子どもが指さして当てたら、次は子どもがヒントを出す番です。
さわって組にする。 あつさがはっきりちがう3組を、まくらカバーに入れます。手だけで1組を見つけられるでしょうか。
2とびで数える
くつ下は2つで1組なので、山は数でいっぱいです。
- できた組を2とびで数えます。2、4、6、8。
- 「6組あるよ。くつ下はぜんぶでいくつ?」
- 「山にくつ下が15あるよ。何組できる? 1つあまるかな?」
さいごの問いから、うれしい発見が生まれます。くつ下の数がきすうのときは、かならず1つがひとりぼっちになります。
| めやすの年齢 | やってみること |
|---|---|
| 4〜5歳 | はっきりちがう4〜5組。2つのくつ下のどこが同じかを言う |
| 6〜7歳 | 山ぜんぶ。色だけでなく、もようと大きさもたしかめる。組を2とびで数える |
| 8〜9歳 | 2つのさがし方をためして時間をくらべる。ひとりぼっちのくつ下たんてい |
| 10歳から | 「〜ではない」のヒントを使うくつ下当て。せんたくものぜんぶを持ち主と種類で分け、分け方を説明する |
年齢はあくまでめやすで、子どもによってちがいます。
Dologiの「ろんり」にある「ペアを つなごう」パズルには、くつ下の問題もあり、同じもようのくつ下どうしを線でつなぎます。
まとめ
- くつ下合わせは、ほんものの家の仕事であり、なかま分けの練習でもあります。
- 1組は、色、もよう、大きさが合っています。その特徴をことばにすると、見つけやすくなります。
- 先に小さな山に分けると、早くさがせます。
- 山からは、2とびの数え方と、あまったくつ下のおどろきも生まれます。
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