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子どもに要約を教える:いちばん大事なことを一文で

左に本、まん中に右向きの緑の矢印、右に星が入った黄色いふきだしがあります。

子どもに映画がどんな話だったか聞くと、映画をまるごと話してくれることがあります。場面ごとに、順番どおり、効果音つきで。それは「話し直す」力で、とても大切です。要約はそれとはちがい、いちばん大事なことを1つか2つ選んで、短く言うことです。

子どもにとって要約がむずかしいのは、全部が大事に見えるからです。大事なことと細かいことを分けるのは、本物の考える力です。家の中の短く楽しい時間で練習できます。

要約が大切な理由

  • わかっていることが分かる。 お話が本当は何についてか分かっていないと、要約はできません。
  • 覚えやすくなる。 短い要点は、細かいことの長いリストより覚えやすいです。
  • 伝わりやすくなる。 友だちも先生も家族も、はっきりした短い答えのほうが聞きやすいものです。
  • 学校のじゅんびになる。 あとで、文章の要点を見つけたり、ノートをとったり、要約を書いたりする力が必要になります。

1つの質問から始める

お話を読んだあと、映画を見たあと、おでかけのあとに、かんたんな質問をしてみましょう。

「1つだけ話せるとしたら、何を話す?」

または「いちばん大事なできごとは何だった?」子どもの答えはそのまま受けとめ、「どうしてそれがいちばん大事なの?」と聞きます。答えより、その理由のほうが大切なこともよくあります。

すぐに直すのはやめましょう。答えが小さな細かいこと(「赤いふうせんがあった」)なら、「そこ、よかったね。じゃあ、お話は全体でおもに何のことだった?」と聞いてみます。

お話に使えるかんたんなわく

4つのわくを使うと、迷わずにお話の要点を見つけられます。

わく 質問 例
だれが だれのお話? 小さなうさぎが
したかった 何をしたかった? 川をわたりたかった。
でも 何がこまった? でも、橋がこわれていた。
だから どうなった? だから、友だちといかだを作った。

4つをつなげると、一文の要約になります。「小さなうさぎが川をわたりたかったけれど、橋がこわれていたので、友だちといかだを作った。」4本の指で数えると、覚えやすくなります。

練習のための遊び

  • ちぢむお話。 よく知っているお話を5つの文で話し、次は3つ、さいごは1つだけで話します。毎回、何をはぶいたかな?
  • 今日の見出し。 夕ごはんのときに、一人ずつ自分の一日に新聞の見出しのような短い題をつけます。「カタツムリを見つけた日」「雨の中のサッカー」など。
  • お話あて。 大人がよく知られたお話を一文で要約し、子どもがどのお話か当てます。そのあと役を交代します。
  • 短いメッセージ。 「おばあちゃんは、とても短いメッセージしか読めないよ。動物園のこと、何て送ろうか?」
  • 大事なこと?細かいこと? 読んでいるとちゅうで一つの文を指さし、「これは大事なところ?それとも細かいところ?」と聞きます。

細かいところで迷ったとき

  • 細かいことが多すぎる: 最後まで聞いてから、「それで、おもに何のお話だった?」
  • 始めか終わりだけ: 「まん中で、何がかわるできごとがあった?」
  • 一言だけ(「楽しかった!」): 広げるのを手伝います。「何が楽しかった?一つの文で言えるかな?」
  • 「わかんない」: 2つの中から選んでもらいます。「おもに、かけっこのお話?それとも友だちのお話?」

何よりも、お手本を見せましょう。自分の一日を一文で要約して、要約がどんなふうに聞こえるか子どもに聞かせます。

年れい別のアイデア

  • 4〜5さい: 「どこがいちばん好きだった?」「何のお話だった?」と聞きます。短い答えで十分です。
  • 6〜7さい: よく知っているお話で4つのわくを使い、今日の見出し遊びをします。
  • 8さいくらいから: ちぢむお話にちょうせんし、短い説明文を要約し、なぜそれが要点なのかを説明します。

まとめ

  • 話し直すのは全部言うこと、要約はいちばん大事なことを選ぶことです。
  • 「1つだけ話せるとしたら、何を話す?」という質問から始めましょう。
  • だれが、したかった、でも、だから、のわくで、お話を一文にまとめます。
  • ちぢむお話や今日の見出しで遊び、大人も短い要約のお手本を見せましょう。

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