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一日を順番に話す:順序立てて伝える力を育てる

時計、家、本。

「今日は何をしたの?」「あそんだ」「ほかには?」「なんにも」。多くの親になじみのある会話です。小さな子は、たいていいろいろなことがあった一日をすごしています。でも、それをお話にするのはむずかしいものです。何があったかを思い出し、順番にならべ、ことばを見つけなければなりません。どれも別々の力で、どれも練習でのびていきます。この記事では、教えたい順番のことば、絵の使い方、最初から最後まで話せるようになる短い遊びを紹介します。

順番が大切な理由

できごとを順番にならべる力は、一日のことを話すとき以外にもたくさん使われます。

  • お話を理解する: 何が先に起きて、何があとに来たかがわかると、お話の意味がつながります。
  • 指示にしたがう: 「手を洗って、それからすわって、それからお皿をとってね」はひとつの順序です。
  • 困ったことを説明する: 「車をとられたから、おしちゃった」は「あの子いじわる」より、大人にずっと多くを伝えます。
  • 一歩ずつ問題をとく: 算数でも工作でも料理でも、手順の順番は大切です。

順番を表すことば

子どもには、できごとの順番を示すことばが必要です。少しずつ身についていきます。年齢はおおよその目安です。

年齢(目安) よく使いたいことば
4〜5歳 はじめに、それから、さいごに;朝、夜;前、あと
5〜7歳 つぎに、そのあと、おしまいに;昼、夕方;きのう、きょう、あした
7〜10歳 〜しているあいだに、そのころ、〜するとすぐ、さっき、あとで;先週、前の日

親自身もこれらのことばを、意識してたくさん使いましょう。「はじめにパンを買って、それから公園に行って、さいごに家に帰ろうね」。

小さく始める:一日まるごとではなく、いくつかの場面から

「今日のこと話して」はとても大きな質問です。小さくしましょう。

  • 目じるしのある、ひとつの場面をきく。 「お昼ごはんのあと、何をした?」「おむかえに行くちょっと前、何があった?」
  • 3つきく。 ねる前に、今日あったことを順番に3つきいてみます。朝のことをひとつ、昼のことをひとつ、夜のことをひとつ。
  • さかのぼるほうが楽なら、そうする。 今から始めます。「おふろの前に何をした?そのもっと前は?」
  • つなぎのことばを足す。 子どもがばらばらにできごとを言ったら、順番のことばをそえます。「じゃあ、はじめに色をぬって、それから…?」

絵を使う

絵は順番を目に見えるようにしてくれるので、ことばがまだ出てきにくい子のたすけになります。

  • 一日を絵にかく。 あったことを3、4枚さっとかいてもらい、順番にならべて、いっしょにお話します。
  • まぜる。 絵をまぜて、子どもに順番にもどしてもらいます。それから役をこうたい。親がまぜて、子どもがなおします。
  • 生活の絵カード。 朝の流れ(起きる、着がえる、朝ごはんを食べる、歯をみがく)のかんたんな絵は、順番にならべて、やることリストとしても使えます。
  • おでかけの写真。 公園や祖父母の家に行ったあと、写真を見ながら「どれがいちばん先だった?」ときいてみます。

順番あそび

  • めちゃくちゃな朝。 子どもの朝をわざとちがう順番で話します。「歯をみがいて、それから起きて、それから朝ごはんを食べたね」。子どもがなおします。大人のまちがいを見つけるのが、子どもは大好きです。
  • レシピ探偵。 料理をしながら「最初に何をしなきゃいけない?つぎは?」ときき、あとで子どもに、どうやってつくったかをほかの人に話してもらいます。
  • お話リレー。 作り話に、順番にひと文ずつ足していきます。それぞれ順番のことばで始めます。「はじめに…それから…そのあと…さいごに…」。
  • その前は何があった? 絵や場面を見て「このちょっと前、何があったと思う?」ときいてみます。

しんぼう強く聞く

  • 最後まで話させる。 話があちこちに飛んでもかまいません。
  • 細かいところをなおすより「それから?」ときく。
  • 順番どおりに言いなおす。 「じゃあ、はじめに塔をつくって、それからたおれて、それからもっと高くつくりなおしたんだね」。わかりやすい話し方がどう聞こえるかが伝わります。
  • 興味を見せる。 子どもは、ほんとうに聞きたがっている人にこそ、たくさん話します。

Dologiの「きく」には「きいて ひこう」というパズルがあります。短いメロディーを聞いて、同じ順番でひきなおします。何が先で何があとかを覚えておく力は、一日のことを話すときに使う力と同じです。

まとめ

  • 一日を話すには、記憶、順番、ことばが必要で、どれも練習でのびる。
  • 「はじめに」「それから」「そのあと」「さいごに」などのことばを教え、親もたくさん使う。
  • 「今日のこと話して」ではなく、目じるしのあるいくつかの場面をきく。
  • 絵、生活の絵カード、かんたんな遊びで順番を目に見えるようにし、しんぼう強く聞く。

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