「中はどうなってるの?」いつかはたいていの子が、時計やおもちゃの車、かい中電灯の中に何があるのか知りたくなります。自分ひとりでたしかめようとする子もいますが、うまくいくとはかぎりません。大人がそばにいて、ふさわしい物を選べば、その好奇心は、手を使って考える最高の活動のひとつになります。物を分解して、どう動いているかを知ることです。
この記事では、なぜやる価値があるのか、どうすれば安全か、そしてどうすれば本当の学びになるかを紹介します。
分解すると考える力が育つ理由
- 部品が協力して動く。 おもちゃの車が進むのは、モーターが歯車を回し、歯車が車輪を回すから。手の中でシステム思考ができます。
- 空間を考える力。 部品はどうはまっている?どれが上?どうやってぜんぶ閉じる?
- 原因と結果。 「このボタンをおすと、あの部品が動く」。
- ねばり強さとていねいさ。 ねじ、つめ、小さなばねが、ゆっくり進めることを教えてくれます。
安全に分解できる物を選ぶ
だれも使わない古くてこわれた物で、開けても安全な物を選びましょう。
よい例:
- ノック式のボールペン
- こわれたおもちゃの車や、ねじでとめたプラスチックのおもちゃ(電池をぬいたもの)
- 古い電池式のかけ時計(電池をぬいたもの)。中に小さなプラスチックの歯車があります
- かい中電灯(電池をぬいたもの)
- 手回しのあわ立て器や、かぎのある古い南京じょう
さけたい物:
- 電子レンジ、テレビ、古いモニター、電源アダプターなど、コンセントにつなぐ物。コンセントをぬいていても、電気をためている部品があるからです
- ボタン電池や充電池が入っている物。電池は先にすべてぬき、ボタン電池は子どもの手のとどかない所へ。飲みこむととても危険です
- ガラス、するどい金属のふち、強くまかれたばね
いつも大人がそばにいて、始める前にコンセントをぬき、電池をはずしておきましょう。
一歩ずつの進め方
- トレーを用意して 小さな部品を受け止め、ねじ用に小さなカップや卵のパックも置きます。
- ひとつ進むごとに写真をとり、 もとの様子が分かるようにします。
- 合った大きさの小さなドライバーを使い、 大人が手伝いながら子どもに回してもらいます。
- ゆっくり、話しながら進めます: 「この部品は何のためだと思う?どうしてこの形なのかな?これがなかったらどうなる?」
- ためしてみます: 歯車を回して、ほかに何が動くか見る。ばねをおして、おし返す力を感じる。
部品を絵にかく
絵にかくと、見つけたことを子どもがおぼえやすく、理解しやすくなります。
- 出てきた順に、 部品を紙の上にならべます。
- 部品をひとつずつかいて名前をつけます。 自分で考えた名前でも大じょうぶ。「くねくねの部品」「回る車」。
- 矢印をかいて、 何が何を動かすかをしめします。「この歯車があの歯車を回して、それが車輪を回す」。
- 大きい子は、部品を組み立てる順に少しはなしてかく「分解図」にもちょうせんできます。
元にもどせるかな?
組み立てなおすのは楽しい空間のチャレンジですが、できなくても大じょうぶです。
- 写真を使い、 さいごの1まいから順にさかのぼります。
- 順番を逆にします。 さいごにはずした部品が、たいてい最初にもどす部品です。
- さいごに、ねじを数えます。 あまった?どこのねじだろう?
たとえ二度と動かなくても、子どもはその物がどうつくられていたかを学びました。それこそが本当の目的です。
Dologiの「くうかん」のテーマにある「はぐるまを はめよう」のパズルでは、すべての歯車が回るように、空いている場所に合う歯車をドラッグします。部品どうしがどう協力するかを考えるパズルです。
まとめ
- 古い物を分解すると、部品がどう協力しているかが分かり、空間を考える力とねばり強さが育ちます。
- こわれていて安全な物を選び、コンセントをぬき、電池をはずしましょう。コンセントにつなぐ家電は開けません。
- トレー、写真、そして「この部品は何のため?」という質問をたくさん使って、一歩ずつ進めましょう。
- 部品を絵にかいて名前をつけ、写真を逆にたどりながら元にもどすことにもちょうせんしましょう。
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