2台のロボットを思いうかべてください。1台はいつも本当のことを言います。もう1台は、毎回かならずうそをつきます。どちらがどちらかは分からず、見た目はそっくり。2台の言うことだけで見分けられるでしょうか?
正直者とうそつきのパズルは、まるで手品のようなのに、ていねいに考えれば解けるので、大きい子に大人気です。「もしこれが本当だとしたら? どうなる? むじゅんしない?」という、とても強い考え方の練習になります。
ルール
- 正直者 は、本当のことしか言いません。
- うそつき は、まちがったことしか言いません。ときどきではなく、言うことは全部うそです。
- そのあいだの人はいません。 パズルにそう書いていないかぎり。
「まちがい」の意味がしっかり分かっているか、たしかめておきましょう。うそつきが「空は緑色だ」と言えば、うそです。「わたしはいつも本当のことを言う」と言っても、やはりうそ。思ったとおりですね。
方法:それぞれの場合をためす
コツは当てずっぽうではなく、たしかめることです。登場人物ごとに考えます。
| もし…なら | その人の言ったことは… | 全部合う? |
|---|---|---|
| …正直者 | 本当 | ほかのことと合うかたしかめる |
| …うそつき | うそ | ほかのことと合うかたしかめる |
ある場合がありえないこと(むじゅん)につながったら、その場合はちがいます。のこったものが答えです。とくに最初は、紙に書くととても分かりやすくなります。
パズル1:じまんするロボット
ミドリとキイロ、2台のロボットがいます。1台はいつも正直、もう1台はいつもうそつきです。
ミドリが言いました。「わたしたちは2台ともうそつきだ」
正直者はどちら?
パズル2:同じ? ちがう?
こんどは、どちらのロボットもどちらの種類かもしれません。2台とも正直かもしれないし、2台ともうそつきかもしれないし、1台ずつかもしれません。
アカが言いました。「わたしとアオは同じ種類だ」 アオが言いました。「わたしとアカはちがう種類だ」
それぞれのロボットはどちらの種類?
パズル3:2つのとびら
目の前にとびらが2つあります。1つは宝物へ、もう1つは空っぽの部屋へ続いています。それぞれのとびらに番人がいます。1人はいつも正直、もう1人はいつもうそつきですが、どちらがどちらかは分かりません。1人の番人に、1つだけ質問できます。
どんな質問をすれば、かならず宝物が見つかるでしょう?
答え
- パズル1: キイロが正直者。もしミドリが正直者なら、「2台ともうそつき」は本当になり、ミドリはうそつきということになります。これはむじゅん。だからミドリはうそつきで、「2台ともうそつき」はうそ。つまりキイロはうそつきではありません。
- パズル2: アカがうそつき、アオが正直者。2つの発言は反対のことを言っているので、本当なのはちょうど1つ。もしアカが正直者なら、2台は同じ種類なのでアオも正直者。でもそれだと発言が2つとも本当になってしまい、ありえません。だからアカはうそつきで、2台はちがう種類、アオの発言が本当です。
- パズル3: どちらの番人でもいいので、「もう1人の番人なら、宝物へのとびらはどれだと言うと思う?」と聞きます。そして、教えられたのとは反対のとびらを選びます。正直者に聞けば、うそつきのまちがった答えをそのまま伝えてくれます。うそつきに聞けば、正直者の正しい答えについてうそをつきます。どちらにしても、聞こえるのはまちがったとびらです。
パズル3は大人でもむずかしい問題です。2つの場合を紙にかいて、おもちゃ2つで演じてみましょう。
コツと問題づくり
- 演じてみる。 おもちゃや家族に役をわりあてて、セリフを言ってもらいます。
- 表を使う。 登場人物ごとに「本当なら」「うそなら」と書き、むじゅんする場合を消します。
- 答えから作る。 問題を作るときは、先にだれがうそつきか決めてから、1つの答えにしか合わない発言を考えます。
- ためしてもらう。 答えが1つだけになるかたしかめます。2つの答えが合うなら、発言を変えましょう。
年れいはだいたいの目安です。パズル1は9さいごろ、パズル2は10さいごろ、パズル3は11〜12さいごろから楽しむ子が多いですが、子どもによってちがいます。
まとめ
- 正直者はいつも本当のことを、うそつきはいつもまちがったことを言う。
- 当てずっぽうではなく、それぞれの場合をためして、むじゅんをさがす。
- 1ステップのパズルから始めて、2つのとびらのパズルへ進む。
- 演じたり、かんたんな表を使ったり、自分で問題を作ったりする。
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