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水あそび:注いで、はかって、どっちが多いかくらべよう

注ぎ口を右に向けたむらさきのピッチャーと、3つの同じコップに向かって落ちる水のしずく。コップは、水が少し、いっぱい、半分くらい。

「こっちのほうが多い! あれ…同じ?」

子どもは水が大好きです。入れものから入れものへ水をうつすのは、ただのじゃぶじゃぶあそびではありません。どれだけ入るか、どちらが多いか、「半分」とはどういうことか。はかることの最初のレッスンです。用意するのは、トレーかおふろ、タオル1まい、形のちがう入れものをいくつか。

じゅんび

  • 大きなトレー、たらい、おふろ、または外の一角。
  • 子どもが片手で持てる小さなピッチャー。
  • いろいろな形の入れもの:コップ、おわん、ペットボトル、計量カップ、スプーン、じょうご。
  • こぼしたとき用のタオル。こぼすのもあそびのうちです。

小さい子を水のそばに1人にしないでください。浅いトレーでもです。

注ぐ、いっぱいにする

注ぐには練習がいります。ピッチャーをしっかり持ち、ゆっくりかたむけ、ちょうどよいところで止める。

  • 線まで入れる。 コップにテープを1本はります。テープのところぴったりまで入れられるかな?
  • 半分。 「半分まで」、次に「ほとんどいっぱい」、それから「ほとんど空っぽ」とたのみます。こうした言葉は、自分の手でやってみるとはっきりわかります。
  • じょうごで。 口のせまいボトルに、はじめはじょうごなしで、次はじょうごを使って注ぎます。

どっちが多く入る?

形のちがう入れものを2つならべます。たとえば背の高いボトルと、はばの広いおわん。「どっちに水がたくさん入ると思う?」と聞いて、いっしょにたしかめます。

  • うつしてみる。 片方をいっぱいにして、もう片方に注ぎます。あふれたら、最初のほうが多く入っていました。まだすき間があれば、2つめのほうが多く入ります。
  • コップで数える。 小さなコップでそれぞれをいっぱいにして数えます。「ボトルはコップ5はい、おわんは4はい」 いつも同じ小さなコップではかることは、あとでリットルではかるための第一歩です。

先に予想して、それからたしかめる。これがこのあそびの中心です。はじめはよく外れますが、だからこそたしかめるのがおもしろくなります。

背の高いコップのふしぎ

かんたんな実験です。同じ量の水を、同じコップ2つに入れます。子どもも「同じ」と認めます。次に、子どもが見ている前で、片方を背が高くて細いコップにうつします。そして聞きます。「今、水は多くなった? 少なくなった? 同じ?」

6〜7歳くらいまでの子の多くは、水面が高いので「背の高いほうが多い」と答えます。直さなくてかまいません。水を最初のコップにもどして、もう一度聞いてみましょう。子どもはたいてい自分のペースで、よく6〜8歳ごろに気づきます。「同じ水なんだ。高く見えるだけ!」 その瞬間を見るのは、とてもおもしろいものです。

量をそろえる

水の量がちがうコップを3つならべます。

  • 少ない順にならべます。
  • 「全部同じにできるかな?」 水面がそろうまで、コップからコップへ注ぎます。
  • 「このピッチャーの水を、3つのコップに同じだけ分けて」 水を同じに分けるのは、おかしを分けるより難しく、よいパズルになります。

台所でも使えます。いっしょに料理をするときの計量カップや計量スプーンも、同じ考え方です。

だいたいの年齢 ためしてみること
3〜4歳 入れたり注いだり。いっぱいと空っぽ。じょうごで注ぐ
5〜6歳 線まで入れる。半分。どっちが多く入るか、予想してたしかめる
7〜8歳 コップで数える。背の高いコップの実験。3つのコップを順番に
9歳から 計量カップとミリリットル。ピッチャーを同じに分ける。「どっちが多く入る?」問題を自分で作る

年齢はあくまで目安で、子どもによってちがいます。

Dologiの「さんすう」の「じゅんばんに ならべよう」には、水の量がちがうコップを少ない順にならべる問題が出ることがあります。水あそびのトレーで子どもがしているのと同じくらべ方です。

まとめ

  • トレー、ピッチャー、形のちがう入れもので、小さな算数の実験室ができます。
  • 線まで、半分まで入れると、「いっぱい」「空っぽ」といった言葉が、自分でできることに変わります。
  • 「どっちが多く入る?」は、先に予想して、うつしたりコップで数えたりしてたしかめましょう。
  • 背の高いコップは、同じ量でもちがって見えることを教えてくれます。自分のペースで気づかせてあげましょう。

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