「ねこ」「さかな!」「水」「雨!」「かさ…」。ことばのれんそうあそびは声だけでできるので、車での移動中や、列に並んでいるとき、散歩のときにぴったりです。1人がことばを言うと、次の人はそれを聞いて最初に思いうかんだことばを言います。そうしてことばのくさりがつながっていきます。
たわいない遊びに見えますし、実際とても楽しい遊びですが、よく聞くこと、ことばをさがすこと、考えと考えがどうつながるかを説明することの、とてもいい練習にもなります。正しい答えが1つではないので、家族でのんびりと自由な発想を楽しめます。
遊び方
- だれかが好きなことばで始める: 「犬」。
- 次の人は、そのことばから思いうかぶことばを言う: 「ほね」「さんぽ」「公園」。どんなつながりでもかまいません。
- 順番にまわして、 それぞれ自分のすぐ前のことばにつなげます。
- だれかが「どうして?」と聞いたら、 つながりを説明します。「公園。犬のさんぽで公園に行くから」。
4〜5さいくらいの子とは、くさりを短くして、ことばさがしを手伝いましょう。「犬は何を食べるのが好きかな?」大きい子は、テンポよく長くつづけられます。
つながりを説明することが大切な理由
この遊びでいちばん大事なのは**「どうして?」**です。子どもはよく、思いがけないところへとびます。「パン…アヒル!」はじめはでたらめに聞こえても、説明を聞くと、はっきりした考えがあることが分かります。「池のアヒルにパンをあげるから」。
- 子どもの考え方が見える。 ことばそのものより、ずっとおもしろいことも多いのです。
- 理由を話す力が育つ。 つながりを感じるだけより、ことばにするほうがむずかしいからです。
- めずらしい考えを大切にできる。 ちょっと変わったつながりでも、説明できればそれは自由な発想で、まちがいではありません。
「説明できれば、どんなつながりもOK」というきまりにして、「どうして?」はテストではなく、知りたい気持ちで聞きましょう。
年れいに合わせたアレンジ
| アレンジ | 向いている年れい | 遊び方 |
|---|---|---|
| 音のにたことばのくさり | 4〜6さい | 前のことばと音がにていることば:ねこ、ねっこ、たこ… |
| なかまのくさり | 5〜7さい | 1つのなかまだけ:動物、食べもの、台所にあるもの |
| 同じ音で始まる | 5〜7さい | 決めた音で始まることばだけ。たとえば「か」:かさ、かめ、かばん… |
| まきもどし | 6さいくらいから | 長いくさりのあと、さかさまに言ってみる。「かさから犬まで、どうやってもどる?」 |
| AからBへ | 8さいくらいから | 始まりと終わりのことばを決める。たとえば「バナナ」から「月」へ、5回のつながりでたどりつく |
まきもどしは、記おくする力ときく力のいい練習です。「AからBへ」は、遊びを計画が必要な小さなパズルに変えてくれます。
子どもが練習していること
勉強らしくなくても、この遊びで次のような力を使います。
- よく聞く力: 前のことばを聞きとらないと、つなげられません。
- ことばの力: 記おくの中からことばをさがし、ほかの人から新しいことばを知ります。
- やわらかく考える力: 同じことばから、いろいろな方向へ行けます(「水」から「魚」「おふろ」「のどがかわいた」「青」など)。
- 順番を待つ力、がまん強さ: ほかの人がことばを考えている間、待ちます。
気楽に楽しむ
- まちがいはなし。 あるのは、説明してほしいつながりだけです。
- 大人も本気で参加しよう。 おもしろいつながりも、どんどん出しましょう。
- 楽しいうちにやめる。 小さな子なら2分で十分です。
- お気に入りのくさりをときどき書きとめて、 あとで読み返しましょう。くさりがどこまで旅をしたか見るのを、子どもは喜びます。
Dologiの「きく」のテーマには、「おとの ペア」のように、よく聞いて同じ音が鳴るカードを組み合わせるパズルがあります。この遊びに必要な、ていねいに聞く力と同じです。
まとめ
- 1人がことばを言い、次の人はそこから思いうかぶことばを言って、くさりをつなげます。
- 「どうして?」と聞くと子どもの考え方が見えます。説明できるつながりは全部OKです。
- 小さな子とは音のにたことばで、大きい子とはまきもどしや「AからBへ」で遊びましょう。
- 道具なしで、きく力、ことばの力、やわらかく考える力が育ちます。
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