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おうちで脱出ゲームを手作り(7〜12歳):暗号、ダイヤル錠、ひみつの箱

オレンジ色の封筒、紫色の矢印、3つの黄色いダイヤルが点3つ、点1つ、点2つを示す青いダイヤル錠、もう1つの矢印、赤い帯のついた木の宝箱。

脱出ゲームは、なぞのくさりをたどっていくあそびです。1つ解くと、次の場所を開ける暗号やカギが手に入り、さいごの箱が開くまで続きます。7〜12歳ごろの子どもは、こういうあそびが大好きなことがよくあります。なぞを解くたびに、錠をまわす、カップを持ち上げる、封筒を開けるなど、すぐに手を動かせる「本物の楽しみ」につながるからです。

うれしいことに、家にあるもので、一晩あれば用意できます。この記事では、3つのなぞをつなぐ作り方を、私たちが作ったなぞとヒント、答えつきで紹介します。今週末、家族みんなで遊んでみてください。

おうちの脱出ゲームとは?

おうちでは、だれも部屋に閉じこめられません。「カギがかかる」のは、小さなごほうびの入ったひみつの箱です。おやつ、おうちの方からのメモ、新しいゲーム、あるいは「あしたの晩ごはんをえらべる権利」でもかまいません。

ゲームは、次の3つのルールで進みます。

  • 1つのカギで、開くのは1つの錠だけ。 なぞが出す暗号やカギはちょうど1つで、それで開くのもちょうど1つです。
  • ヒントは別の場所にある。 解けたなぞは、次にさがす場所を教えるだけです。開ける錠のすぐそばにヒントがあることはありません。
  • 順番に解く。 とばしてはいけません。1つ目を解くまでは、2つ目をさがす手がかりがありません。

この3つのルールのおかげで、あそびが考える練習になります。子どもは問題をよく読み、わかっていることを書き出し、暗号を試す前に答えを確かめることになります。

安全のために:人が中にいるときは、ドアや戸だなに絶対にカギをかけないでください。ヒントは、高い所、台所、コンセントの近くにはかくさないでください。小さなきょうだいがいるときは、カギや小さな部品を手の届かない所に置いてください。錠が動かなくなったときのために、すべての暗号を書いた紙も用意しておきましょう。

用意するもの

  • ふたの閉まる箱:くつ箱、おかしの缶、持ち手つきの収納ボックスなど。
  • 3けたのダイヤル錠(スーツケースに使うタイプ)。箱の持ち手か、箱にまわしたひもに通します。錠がないときは、紙に「紙の錠」をかいて箱にはりましょう。子どもが暗号を読み上げて、合っていれば開けてよいことにします。
  • 封筒3つ、紙、ペン、付せん。
  • ページ番号のある厚い本と、色のちがうプラスチックのカップ5つ(このあとのなぞ用)。
  • あれば:タイマーと、「ヒントカード」3まい。

スーツケース用の錠の暗号を変えるには、たいてい次のようにします。今の暗号に合わせ、ボタンを押すかピンをまわし、新しい暗号に合わせて、手をはなします。錠によって少しずつ方法がちがうので、付いてきた説明書を読み、遊ぶ前に何度か開けてみてください。

箱から逆算して作る

いちばん簡単なのは、さいごから最初に向かって作ることです。まず箱と暗号を決め、そのあと考えます。この暗号をくれるなぞはどれ? そのなぞはどこにかくす? そのかくし場所へみちびくものは? こうして、子どもにさいしょにわたすカードまでさかのぼっていきます。

この記事の計画は次のとおりです。

ステップ 子どもが持っているもの 解けると 開くもの
1 1通目の封筒:星と丸のなぞ ページ番号 本:そのページに2通目の封筒がはさんである
2 5つのカップのなぞ 1つのカップの色 そのカップ:下に3通目の封筒がある
3 3つの数のなぞ 3けたの暗号 ひみつの箱のダイヤル錠

この計画は、かくし場所と答えもふくめて、別の紙に書いておきます。子どもを呼ぶ前に、ステップ1から一度ご自分で通してみてください。封筒は全部正しい場所にありますか? 暗号で錠は開きますか?

ヒントと答えつきのなぞ3問

この3つのなぞは、上の計画に合わせてあります。カードに写し、記号は手でかきましょう。ヒントは1つずつ出し、次を出すまでに数分待ちます。

なぞ1:星と丸

問題。 それぞれの形は1つの数字を表し、同じ形はいつも同じ数字です。

  • ★ + ★ = 8
  • ★ + ● = 11

次の封筒は、厚い本の★●ページにあります(星の数字が先、そのあとに丸の数字)。

ヒント:

  1. 形が1種類しかない式はどちら? そこから始めましょう。
  2. 星2つで8。では、星1つは?
  3. 星がわかったら、2つ目の式に入れてみましょう。

答え。 星2つで8なので、星1つは4です。4に丸をたして11なので、丸は7です。封筒は47ページにあります。

なぞ2:5つのカップ

問題。 ふせたカップ5つが、左から右へ、赤、黄、緑、青、紫の順にならんでいます。封筒は、どれか1つの下にかくれています。

  • 列の両はしではありません。
  • 赤いカップのとなりではありません。
  • 紫のカップのとなりではありません。

持ち上げられるカップは1つだけです。

ヒント:

  1. 1行ずつ読んで、ありえないカップを消していきましょう。
  2. 1行目のあと、黄、緑、青のカップが残ります。
  3. 黄色のとなりは何色? 青のとなりは何色?

答え。 1行目で赤と紫が消えます。2行目で、赤のとなりの黄が消えます。3行目で、紫のとなりの青が消えます。残るのは緑だけです。

なぞ3:3つの数

問題。 箱の暗号は3つの数字です。

  • 3つの数字をたすと10になります。
  • まん中の数字は、1つ目の2倍です。
  • 3つ目の数字は、まん中より大きいです。

ヒント:

  1. 1つ目を1、次に2、次に3……と試してみましょう。そのたびに、まん中はいくつ?
  2. はじめの2つの数字がわかったら、合計が10になるには3つ目はいくつ?
  3. 試すたびに、さいごのルールも確かめましょう。

答え。 1つ目が1なら、まん中は2、3つ目は10 − 1 − 2 = 7で、7は2より大きいので、すべて合います。1つ目が2だと2、4、4になりますが、4は4より大きくありません。1つ目が3だと、3つ目は1にしかなれず、これは6より小さいです。それより大きいと、合計が10をこえます。だから暗号は1-2-7です。

子どもが箱を開けたら、どうやって解いたかを話してもらいましょう。どのなぞがいちばん難しかったか、答えを見つけるまでに何を試したか。考えたことを言葉にするのも、あそびの一部です。

年齢に合わせて調整する

年齢の目安 アイデア
7〜8歳 2〜3ステップ。数える、くらべる、形をさがすなぞ。いっしょになぞを読む。タイマーなし
9〜10歳 3〜4ステップ。記号と消去のなぞ。自分でメモをとる。困ったときに交換できるヒントカード3まい
11〜12歳 4〜6ステップ。条件がいくつもあるなぞ。楽しみとしてのタイマー。子どもが部屋を設計して、おうちの方が解く

子どもは一人ひとりちがうので、年齢は大まかな目安と考えてください。楽しく続けるためのコツをいくつか紹介します。

  • あなたはヒントの係で、解く人ではありません。 ヒントをもとめられたら、1段階だけ出します。
  • チームで遊ぶ。 なぞを読む人、メモをとる人、暗号を試す人と、役割を決めます。なぞが1つ終わるごとに交代しましょう。
  • まちがった暗号は損になりません。 暗号が合わなかったら、合わないルールをさがしにもどります。減点はありません。
  • 役割を交代する。 何回か遊んだら、子どもに家族向けのくさりを考えてもらい、ヒントをかくしてもらいます。答えがちょうど1つのなぞを作るのは、解くよりずっと難しいことです。

Dologiの「ひみつの てがみ」では、それぞれの記号が数字を表す暗号表が出るので、ひみつの数をよみとれます。「あんごうを とこう」では、表の一部がかくれているので、例の手紙から自分で考えます。上の星と丸のなぞと同じ種類の考え方です。

まとめ

  • おうちの脱出ゲームは、ひみつの箱へつながるなぞのくさりです。だれも閉じこめません。
  • 3つのルール:1つのカギで1つの錠、ヒントは別の場所、順番に解く。
  • 箱から逆算して作り、遊ぶ前に自分で通してみましょう。
  • ヒントは1段階ずつ出し、考えたことをほめ、子どもに家族向けの部屋を作らせてみましょう。

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