お子さまが 46 + 27 の宿題を持ち帰ります。数を縦にそろえて、小さな1をくり上げる筆算を思い浮かべるところですが、プリントには 40 + 20 と 6 + 7 が書いてあったり、線の上のジャンプが並んでいたりします。ご自分が習った早いやり方を見せると、お子さまは「学校ではそうやらないよ!」と怒ってしまいます。
多くのご家庭で起きていることです。この記事では、学校が別の方法を使うことがある理由、方法を混ぜずに宿題を手伝うコツ、先生に聞くとよいこと、ご自分のやり方を見せるのによいタイミングを紹介します。
学校が別の方法を教えることがある理由
最近は、まず暗算のコツや絵から始めて、筆算は少しあとから入れる学校も多くなっています。ただし、国、学校、先生によって大きくちがいますので、決まりではなく、よくある流れのひとつとして受けとめてください。
ねらいは、数が何でできているか、つまり10のかたまりと1のかたまりを見えるようにすることです。46は10が4つと1が6つだとわかっている子は、筆算がなぜうまくいくのかが理解でき、答えがおかしいときにも気づきやすくなります。
どちらの方法も正しいものです。筆算が古いわけでも、新しい方法がわざわざ難しくしているわけでもありません。同じ丘にのぼる別々の道で、てっぺんの答えは同じです。
宿題で見かけるかもしれない方法
呼び名は学校によって変わります。クラスでは何と呼んでいるか、お子さまに聞いてみましょう。
| 方法 | 46 + 27 をこの方法で | お子さまが見えるようになること |
|---|---|---|
| 数を分ける | 40 + 20 = 60、6 + 7 = 13、60 + 13 = 73 | 10のかたまりと1のかたまりを別々に足す |
| 数直線でジャンプ | 46からスタートし、20とんで66、次に4とんで70、さらに3とんで73 | 足し算は、数の上を進むこと |
| きりのいい数を作る | 46 + 4 = 50、そのあと 50 + 23 = 73 | 10や50のような数を使うと計算が楽になる |
| 10と1を絵にかく | 10は棒、1は点でかき、点が10個になったら棒1本にする | 「くり上げ」が本当は何なのか |
| 筆算 | 1の位を足し、10をくり上げ、10の位を足す | これまでの考え方の上に立つ、早い書き方 |
引き算にも、それぞれのやり方があります。52 − 17 なら、位ごとに引くかわりに、数直線で17から52まで数え上げる子もいます。
お子さまが先生役に
いちばん役に立つ言葉は「学校でどうやったか見せて」です。保護者の方が生徒役になり、お子さまにひとつずつ説明してもらいましょう。方法を声に出して説明することは、理解するための最良の方法のひとつです。
- 一つひとつの手順について聞いてみます。「最初に何をしたの?」「どうして27を20と7に分けたの?」「絵にかける?」
- お子さまが行きづまったら、ノートや教科書にある例を一緒に見ます。
- 保護者の方にも初めての方法なら、そう伝えましょう。「お母さん(お父さん)は別のやり方で習ったんだ。一緒に考えてみよう」。大人も新しいことを学ぶのだと、お子さまにも伝わります。
- 短く切り上げます。宿題が涙で終わりそうなら、そこでやめて、どこでつまずいたかを先生へのメモに書きましょう。
先生に例を見せてもらう
先生へのちょっとした質問が、いくつもの夜を助けてくれることがあります。たとえば次のようなことです。
- クラスでの方法の書き方の例と、各手順で使っている言葉を教えてほしい。
- 筆算はふつういつごろ出てくるのか、家で見せても大丈夫か。
- お子さまがどこでつまずいているか、何を練習するとよいか。
お子さまが家でどこでつまずくかを先生に伝えることは、先生にとっても役に立ちます。授業でもう一度説明するところがわかるからです。
ご自分のやり方を見せるタイミングと方法
早く見せすぎると、まだクラスの方法を学んでいる最中のお子さまが混乱することがあります。両方の手順が混ざって、数直線の途中で1をくり上げてしまうようなことも起こります。また、保護者の方と先生のどちらかを選ばなければならないと感じてしまうこともあります。
そこで、お子さまが自信をもつまで待ちましょう。クラスの方法で正しい答えを出せて、やり方を説明できる状態です。そのうえで、次のように進めます。
- 「もうひとつの方法」と呼びます。「正しい方法」や「早い方法」とは言いません。「お母さん(お父さん)が習った別のやり方があるよ。同じ答えになるか、やってみる?」
- 同じ計算を両方の方法でやって、答えが同じになるか確かめます。どちらが楽に感じるか、それはなぜかを話し合いましょう。
- つながりを見せます。 筆算でくり上げる1は、絵で点10個を棒1本にまとめることと同じです。
- 学校の課題は、クラスの方法で。 宿題やテストで先生が決まった方法を求めているなら、そこではその方法を使います。
Dologiの「さんすう」にある「かずの せんで ジャンプ」のようなパズルは、どんな筆算を使うかではなく、うさぎがどこに着くかをたずねます。お子さまは、自分にとって納得のいく方法でたどり着けます。
まとめ
- 多くの学校が、筆算より先に、数を分ける・数直線・絵を教えます。どちらも正しい方法です。
- クラスの方法をお子さまに見せてもらい、生徒役になりましょう。
- 先生に例を見せてもらい、筆算がいつ出てくるか聞いてみましょう。
- ご自分の方法は、お子さまが自信をもってから、「もうひとつの方法」として見せましょう。
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