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4歳の考える力を育てる遊び:仲間分け、ペアさがし、はじめてのパターン

左には2つのかご。青いかごには青いボールが2つ、赤いかごには赤いボールが2つ入っている。右には、オレンジのスプーンと紫のフォークが交互に並んだ列。スプーン、フォーク、スプーン、フォーク。

4歳のお子さまに「考える練習」はまだ早いのでは、と迷う保護者の方は多いでしょう。練習のように見えなければ、早すぎることはありません。この年ごろの子どもは、ものをグループに分けるとき、同じもの2つを見つけるとき、次に何が来るかに気づくときに、考える力を使っています。おもちゃの片づけ、洗濯物をたたむこと、食卓の準備には、そんな場面がたくさんあります。

この記事では、4歳ごろによく見られる考える力を順に見ていきます。おうちにあるもので、5〜10分でできる短い遊びも一緒にご紹介します。特別なおもちゃより、大人がそばでいっしょに遊ぶことのほうが大切です。

4歳の子どもによくできること

下の表は、4歳ごろの多くの子どもにできることです。あくまで目安です。子どもにはそれぞれのペースがあり、ある力は早く、別の力はゆっくりということもあります。

力 4歳ごろ、多くの子どもができること おすすめの遊び
仲間分け 色や大きさなど、1つの特徴でものをグループに分ける 2色のかご
ペアさがし まったく同じものを2つ見つける くつ下のペア
パターン ABのような、かんたんなくり返しのきまりを続ける スプーン、フォーク、スプーン、フォーク
きおく 見たばかりの3つのものを覚える 3つのものを覚えるおぼん
絵のパズル 4〜6つに切った絵を組み立てる 切った絵カード
場所のことば 「上」「下」「中」「外」がわかる くまさんはどこ?

もしお子さまがどれかまだできなくても、心配はいりません。いちばんやさしいバージョンで遊んで、数週間後にまたやってみましょう。

仲間分けとペアさがし:2色のかごと、くつ下のペア

2色のかご。 かごか箱を2つ用意します。青と赤のものを使うか、色紙を1枚貼って目印にします。この2色のおもちゃをひとつかみ出して、「赤いのは赤いかごに、青いのは青いかごに入れよう」と声をかけます。最初のいくつかはいっしょに分け、そのあとはお子さまにまかせましょう。

かんたんにできるようになったら、こんなふうに変えてみます。

  • 大きさで分ける。 大きいものはこちらのかご、小さいものはあちらのかごへ。同じおもちゃで、新しいきまりです。
  • 仲間はずれを見つける。 黄色のおもちゃをこっそり混ぜます。どこに入れるかな? お子さまが「3つ目のかごがほしい」と言ったら、すてきな考えです。
  • きまりを当てる。 大人が理由を言わずにいくつかのおもちゃを分け、お子さまが何をしているのかを考えます。

くつ下のペア。 洗濯のあと、きれいなくつ下をベッドの上に広げて、ペアを探してもらいます。最初は、見た目がまったくちがう3〜4組だけにします。慣れてきたら、よく似たくつ下を混ぜて、しま、水玉、かかとの色をよく見ないといけないようにします。「どうしてこの2つがペアだとわかったの?」と聞いてみましょう。

はじめてのパターン:スプーン、フォーク、スプーン、フォーク

パターンは、いちばんかんたんなものから始まることが多いです。2つのものが交互に並ぶものです。食卓の準備のときに、スプーン、フォーク、スプーン、フォークと並べて、そこで止めます。「次は何かな?」と聞きましょう。いっしょに声に出して、小さな歌のように言ってみます。「スプーン、フォーク、スプーン、フォーク…」リズムを耳で聞くと、くり返されているものを感じ取りやすくなります。

続け方のアイデアです。

  • 列をのばす。 お子さまが、次の3〜4つを自分で並べます。
  • 体を使う。 パン、ドン、パン、ドン。パターンは、ものだけでなく、音や動きでも作れます。
  • お子さまが始める。 2つ並べてもらい、大人が続けます。わざとまちがえると、お子さまが直してくれます。

今のところは、交互になる2つのものにしておきましょう。ABBやABCのような長いパターンは、もう少しあとになることが多いです。

きおくと空間:3つのものを覚えるおぼん、絵のピース、上と下

3つのものを覚えるおぼん。 おぼんに、見慣れたものを3つ置きます。たとえばコップ、ボール、かぎです。お子さまといっしょに名前を言ってから、布をかぶせます。こっそり1つ取って布を上げ、「何がなくなったかな?」と聞きます。名前を言うのがむずかしいときは、なくなったものを別の2つの横に置いて、お子さまに指さしてもらいます。次は役を交代して、お子さまが隠し、大人が当てます。

切った絵カード。 古いグリーティングカードや雑誌の大きな絵を厚紙にはり、大きな4つのピースに切ります。お子さまが絵をもとにもどします。4つがかんたんになったら、別の絵を5〜6つに切ります。最初は、お子さまが見くらべられるように、元の絵全体を近くに置いておきましょう。

くまさんはどこ? くまのぬいぐるみと箱を用意します。くまを箱の上、箱の下、箱の中、箱の外に置きながら、そのたびにことばを言います。次は逆にして、大人がことばを言い(「くまさんをいすの下に置いてね」)、お子さまが置きます。もう少しすると、お子さまがくまを隠して、そのことばを使って場所を教えてくれます。

4歳の子どもと遊ぶときのこつ

  • 短く、5〜10分で。 お子さまがまだ楽しんでいるうちにやめましょう。
  • そばでいっしょに遊ぶ。 お子さまと分けたり、ペアを探したり、当てたりします。説明するより、やって見せるほうがわかりやすいことが多いです。
  • 毎日の場面を使う。 おもちゃの片づけ、くつ下のペアそろえ、食卓の準備は、時間を足さなくてもそのまま練習になります。
  • テストしない、急がせない。 お子さまがまちがえたときは、「ちがうよ」ではなく「もういちど、いっしょに見てみよう」と言いましょう。
  • どうしてわかったのか聞く。 「赤いから」のような短い答えでも、きまりについて考えているしるしです。

こうした遊びをお子さまが楽しんでいたら、Dologiのパターンときおくのテーマにも、とてもやさしいところから少しずつ難しくなる似たパズルがあります。そばで見守りながらの数分の画面での遊びは、練習のひとつの方法ですが、本物のもので遊ぶことの代わりにはなりません。

まとめ

  • 4歳ごろは、本物のものを使った短い遊びと、いっしょに遊ぶ大人のおかげで、考える力が育ちます。
  • 仲間分けには2つのかご、ペアさがしにはくつ下、パターンにはスプーンとフォークの列、きおくには3つのものを覚えるおぼん。
  • 片づけ、洗濯、食卓の準備は、そのまま考える遊びになります。
  • 年齢の目安はあくまで目安です。遊びがむずかしすぎるときは、しばらくやさしいバージョンで遊びましょう。

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