新聞やパズルの本で見たことがあるかもしれません。どの行にもどの列にも、すべての数がちょうど1回ずつ入るマスのパズルです。小さな子にはむずかしすぎるのでは、と思う保護者の方も多いでしょう。でも実は、小さなマスから始めて、数の代わりに絵を使えば、5歳の子にもわかるくらいシンプルな考え方です。
ルールは1つ、考えることはたくさん
パズル全体は1つのルールでできています。どの行にもどの列にも、それぞれの記号がちょうど1回ずつ入る。 それだけです。数を使っていても、たし算やひき算はしません。数はただの目じるしなので、色やくだもの、動物に置きかえてもかまいません。
子どもが練習するのは 消去法で考えること です。
- 「この行には丸と四角がもうあるから、空いているところは三角だ」
- 「ここに2は入らない。この列にはもう2があるから」
- 「3が入れる場所は、もう1つしかない」
ルールをたしかめ、ありえないものを消していく、こうした一歩ずつの推理は、論理的に考える力の中心です。
何歳から始められる?
年齢はおおよその目安で、一人ひとりちがいます。
| マス | 記号 | だいたい |
|---|---|---|
| 3×3、空きが1〜2こ | 絵や色 | 5〜6歳 |
| 3×3、空きを多めに | 絵、次に数字1〜3 | 6〜7歳 |
| 4×4 | 数字1〜4 | 7〜8歳 |
| 2×2のブロック4つに分けた4×4(ブロックの中にもすべての数が入る) | 数字1〜4 | 8〜9歳 |
| ブロックのある6×6 | 数字1〜6 | 9〜10歳 |
新聞でおなじみの9×9は、大きなジャンプです。急ぐ必要はありません。小さなマスにも考えることがたっぷりあります。
家で小さく始める
- 紙に、マスの大きな 3×3の表をかきます。
- お子さまがよく知っている 記号を3つ選びます。 3色のシール、動物のおもちゃ3つ、くだものの絵3つなど。
- まず表を正しくぜんぶうめてから、記号を1つか2つだけ取ります。
- 指でルールを説明します。「この行を見てね。何が足りない? 次はこの列を見てみよう」。
- 行と列を1つずつ声に出して読み、お子さま自身にたしかめてもらいます。
自信がついてきたら、空きを増やし、数字1〜3に変え、それから4×4へ進みましょう。
教えたい解き方
- 何が足りない? 1つの行(または列)を見て、まだない記号を言います。
- 行と列をいっしょに。 行と列を同時に見ないと決まらないマスもあります。
- 入れる場所は1つだけ。 記号を1つ決めて「この行で、3はまだどこに入れる?」と聞きます。
- いちばんうまっている行から。 空きが少ない行や列が、たいてい始めやすいところです。
- 最後にたしかめる。 すべての行と列をもう一度読みます。自分のまちがいを見つけるのも大切な力です。
答えを言わずに手助けする
- 質問でヒントを出しましょう。「2だよ」ではなく「この列にはもうどの数がある?」。
- まちがいがあったら、同じ記号が2つある行か列を指さして、お子さまに見つけてもらいましょう。
- えんぴつと消しゴム、または動かせるコマを使って、試すことをこわくなくしましょう。
- 楽しいうちにやめましょう。 1日に小さなマス1つのほうが、5つ続けてやるよりいいのです。
- いっしょに1つ解きながら、考えを声に出しましょう。 子どもは大人の考え方を聞いて、たくさん学びます。
Dologiの数字のマスうめパズルは、小さな3×3から始まり、お子さまの成長に合わせて大きなマスへと広がっていきます。
まとめ
- このパズルのルールは1つ。どの行にも列にも記号は1回ずつ。計算はいりません。
- 消去法で考える力、つまり論理的に考える力の大切な部分を育てます。
- 5〜6歳ごろ、空きの少ない絵の3×3から始めて、ゆっくり大きくしましょう。
- 「何が足りない?」「入れる場所は1つだけ」を教え、質問でヒントを出し、お子さま自身にたしかめてもらいましょう。
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