棒パズルに必要なものは、ほとんどありません。同じ長さの棒をたくさんと、テーブルがあれば十分です。形をひとつ作って、「3本たして四角を3つにできる?」「どの2本を取ればいい?」と問いかけます。子どもは、さわる前に形がどうなるかを頭の中で思いうかべ、それから手で確かめます。この記事では、家で作れる棒パズルを、とてもやさしいものからむずかしいものまで、答えとヒントの出し方といっしょに紹介します。
用意するものと安全のために
- 同じ長さの棒。 アイスの木の棒がいちばん使いやすく、大きくて平たく、持ちやすいです。綿棒や、先を丸くしたつまようじでもかまいません。
- マッチは使わない。 火がつかない棒だけを使いましょう。
- 大人がそばに。 小さな子は棒でつついたり、口に入れたりすることがあります。出すときと片づけるときに本数を数えましょう。
- 平らな場所で。 テーブルやトレーの上なら、棒が転がりません。
まずは作ってみる(4〜5歳ごろ)
棒を動かす前に、棒でどんな形が作れるかを知ることから始めます。
- 何本いる? 三角形には何本?四角形には?(3本と4本。)
- おうちを作ろう。 四角形を作って屋根をのせます。ぜんぶで何本?(6本。屋根は四角形の上の辺を底に使います。)
- まねっこ。 船や旗、文字などかんたんな形を作り、となりに同じ形を作ってもらいます。
- 大きな四角形。 4本で四角形を作ります。次は幅が2倍の四角形を。何本いる?(8本。1辺に2本ずつ。)
たす・とる(5〜7歳ごろ)
問題1. 真ん中の棒を共有して、四角形を2つ横にならべます(7本)。3本たして、四角形を3つにしましょう。 答え:列のはしに3つ目の四角形をつけるか、どちらかの四角形の上にのせます。どちらもちょうど3本です。
問題2. 四角形を3つ横一列にならべます(10本)。2本とって、四角形を2つ残しましょう。あまる棒はなしです。 答え:真ん中の四角形の上と下の棒をとります。両はしの四角形が残ります。
問題3. さっきのおうち(屋根つきの四角形、6本)をもう一度作ります。2本動かして、三角形を2つにしましょう。 答え:左右のかべの2本を、床の棒の下で先を合わせて、下向きの三角形を作ります。屋根がもうひとつの三角形です。
「あまる棒はなし」は便利なルールです。どの棒も、どれかの形の一部でなければいけません。「これはあり?」と聞き合って、いっしょに確かめるのもあそびのうちです。
むずかしい問題(7〜10歳ごろ)
問題4. 大きな四角形を4つの小さな四角形に分けた形を作ります(12本、4まいのガラスがある窓のような形)。四角形はいくつ見える? 答え:5つ。小さい四角形4つと、それをかこむ大きな四角形1つ。
問題5. 同じ窓から2本とって、四角形をちょうど3つ残しましょう。あまる棒はなしです。 答え:どこかの角の外がわの2本をとります。小さい四角形が1つと、大きい四角形がなくなります。
問題6. 窓をもう一度ぜんぶ作ります。2本とって、四角形をちょうど2つ残しましょう。あまる棒はなしです。 答え:中心で出会ってL字になっている内がわの2本をとります。小さい四角形1つと、全体をかこむ大きな四角形が残ります。
問題7:棒で数字。 デジタル時計のように、1つの数字を最大7本の棒で作ります。9+2=8を作り、1本動かして正しい式にしましょう。 答え:9の右上の棒を左下に動かします。9が6になり、6+2=8。
問題8. 3+3=8を作り、1本とって正しい式にしましょう。 答え:8の右上の棒をとります。8が6になり、3+3=6。
ヒントの出し方
- 手で考えさせる。 子どもは、ためしながら答えを見つけることがよくあります。動かした棒はもどせばいいだけです。
- さがす場所をせばめる。 「動かす棒は真ん中にあるよ」「あの角を見てごらん」
- 目標をたずねる。 「いま四角形はいくつある?いくつにしたいんだっけ?」
- 動かすたびに数える。 四角形を数え直すのが、いちばんの確かめ方です。
- ほかの答えも認める。 ルールを守ったちがう答えを見つけたら、それも本当の答えです。答えがいくつもある問題もあります。
いくつか問題を覚えたら、役を交代しましょう。お子さんが保護者に問題を出す番です。ちゃんと解ける問題を作るのは、解くよりむずかしいものです。
Dologiの「くうかん」にある「ずけいの なかの かたち」は、線でかいた図の中にかくれた四角形や三角形を数えるパズルで、問題4の窓によく似ています。
まとめ
- 棒パズルでは、形を変える前に頭の中で思いうかべ、手で確かめる練習ができます。
- アイスの棒や先の丸い棒を使い、マッチは使わず、大人がそばにいましょう。
- 形を作ることから始め、たす・とる、そしてむずかしい動かし方や棒の数字へ進みましょう。
- ヒントは少しずつ、動かすたびに数え直し、ほかの正しい答えも大切にしましょう。
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