紙を半分に折り、片側に絵の具をつけて、ぎゅっとおさえてから開くと、左右がそっくりなちょうちょがあらわれます。子どもはこの小さなおどろきが大好きで、これが線対称への第一歩になります。方眼紙に絵をかくと、この考えをさらに広げられます。マス目を数える、絵を正確にうつす、形の残り半分をかく。この記事では、家にあるもので4〜10歳の子と楽しめるマス目と線対称のあそびを紹介します。
マス目と線対称を練習するよさ
- よく見る。 マス目ごとに絵をうつすには、線がどこを通るかを正確に見る必要があります。
- 数えることと位置。 「右に3マス、下に2マス」は、数えることと方向を組み合わせています。
- 右と左。 かがみに映ると右と左が入れかわります。最初は子どもにとってむずかしいところです。
- 自分で確かめられる。 紙を折ったり小さなかがみを使ったりすれば、2つの半分が合っているかすぐにわかり、自分で確かめられます。
用意するもの
- 方眼紙。 小さな子には大きなマス目(1〜2cm)、慣れたら小さなマス目に。定規で自分でマス目をかいてもかまいません。
- えんぴつ、色えんぴつ、消しゴム。
- 折るための無地の紙と、うつしあそび用の少しの絵の具。
- われにくい小さなかがみがあれば、確かめるのに便利です。
折ってうつす(4〜5歳ごろ)
- ちょうちょのうつし絵。 紙を半分に折って開きます。お子さんは折り目の近くの片側だけに絵の具をつけます。折って、おさえて、開きます。「両方おなじかな?」と話してみましょう。
- 折って切る。 紙を折り、折り目にくっつけてハートや木、家の半分をかきます。大人か大きい子が線にそって切ります。開くと、左右おなじ形がひとつ。子ども用のはさみを使い、切るときは手伝いましょう。
- 折り目をさがす。 そうして切った形をわたし、2つの半分がぴったり重なるように折ってもらいます。
マス目に絵をうつす(5〜7歳ごろ)
- 5×5マスの小さなマス目を2つ、ならべてかきます。
- 保護者のマス目に、小さなL字、たし算の記号、ななめの線などを色でぬります。
- お子さんが、自分のマス目にその絵をうつします。
- 1マスずつ、いっしょに確かめます。「いちばん上の列は2マスぬってあるね。こっちもそうかな?」
むずかしさは少しずつ上げます。マス目を大きくする、色をふやす、マスをぬるのではなくマスの辺にそって線で形をかく、最後にマスをななめに横切る線、という順です。
楽しいアレンジにお絵かき伝言があります。ひとりが絵を言葉で説明し(「左上のすみから始めて、右に2マスぬって、それから下に1マス」)、もうひとりは見ないでかきます。最後にくらべましょう。
残り半分をかく(6〜10歳ごろ)
- マス目の真ん中に太い線を引きます。これが対称の軸です。
- 片側に絵の半分をかきます。家の半分、ロケットの半分、顔の半分、色をぬったマスの模様の半分など。
- お子さんが、かがみに映したように残り半分をかきます。
- 確かめましょう。線の上に小さなかがみを立てるか、線で紙を折って窓にかざします。
いちばん多いまちがいは、かがみ合わせにするのではなく半分をそのままうつしてしまい、2つ目の半分が1つ目と同じ向きになることです。これは役に立つまちがいです。線の上にかがみを置いて、どうなるはずかいっしょに見てみましょう。
大きな子には、横向きの軸や、交わる2本の軸にして、絵を4つに映すのもおすすめです。
線対称さがし
線の両側がおなじになっているものをさがしましょう。
- 家の中: 窓、いす、お皿、風船にかいた顔。
- 外: 葉っぱ、ちょうちょ、家の正面。
- 数字と文字: 0と8は上下にも左右にも折れます。漢字の「口」や「田」も上下左右に折れ、「中」は左右に折れます。
「かがみをどこに置く?」と聞いてみましょう。軸が1本のもの、何本もあるもの、1本もないものがあります。
| 年齢(目安) | あそび | 育つ力 |
|---|---|---|
| 4〜5歳 | 折ってうつす、折って切る | 「両方おなじ」に気づく |
| 5〜7歳 | 5×5マスに絵をうつす | よく見る、マスを数える |
| 6〜8歳 | 残り半分をかく | かがみ合わせ、右と左 |
| 8〜10歳 | 2本の軸、お絵かき伝言 | 計画を立て、正確に説明する |
Dologiの「くうかん」にある「かがみ ぬりえ」は、マス目の上で絵のかがみ合わせの半分をぬるパズルで、上の「残り半分をかく」あそびによく似ています。
まとめ
- 折ること、マス目にうつすこと、残り半分をかくことで、よく見る力と位置をとらえる力が育ちます。
- 折ってうつすあそびや折って切るあそびから始め、マス目の小さな絵うつしへ進みましょう。
- かがみ合わせは折るか小さなかがみで確かめましょう。そのままうつしてしまうのはよくある、役に立つまちがいです。
- 家の中や外、数字や文字の中で線対称をさがしてみましょう。
あわせて読みたい:子どもが鏡文字を書く:「さ」と「ち」、反対向きの3、心配はいる?
