「じっとしていられない」「すぐ忘れる」「宿題中にきょろきょろする」。お子さまの集中力や記憶力が心配な保護者は少なくありません。小さな子どもの集中力と記憶力はまだ育っている途中なので、多くの場合は自然なことです。それでも、どちらも短い遊びを続けることで育てられます。
子どもはどのくらい集中できる?
よく引用される目安では、子どもはほかの人から出された課題に年齢1歳あたり2〜3分ほど集中できるといわれます。4歳なら約8〜12分、6歳なら約12〜18分です。あくまでおおまかな目安で、好きなことならもっと長く夢中になれることもあります。
つまり、長い練習より短い練習のほうが効果的です。5分間しっかり集中するほうが、30分ただ座っているよりずっと価値があります。
記憶力と集中力を育てる5分間の遊び6つ
1. 何がなくなった?
テーブルに物を4〜6個置きます。お子さまに20秒見てもらってから目を閉じてもらい、そのあいだにひとつ取ります。目をあけたら、何がなくなったかを当てます。できるようになったら物を増やしましょう。
2. 神経衰弱
同じ絵のカードの組(手作りでもOK)を裏返して並べ、1回に2枚ずつめくります。4歳なら3〜4組から始め、大きい子は8〜10組まで増やしてみましょう。
3. まねして言ってみよう
「ネコ、サカナ、ボール」のように言葉を並べて言い、お子さまに同じ順番でくり返してもらいます。慣れたら逆の順番で言ってもらいましょう。「ボール、サカナ、ネコ」。作業記憶のとても良い練習になります。
4. まちがい探し
ほとんど同じ2枚の絵をかくか、少しだけちがう物のグループを2つ作ります。細かいところまでよく見る力と、注意力が育ちます。
5. 聞いてまねしよう
テーブルをかんたんなリズムでたたき(トン、トン、休み、トン)、お子さまにまねしてもらいます。高い音と低い音をいくつかハミングして、まねしてもらうのもよいでしょう。よく聞くことも集中のひとつです。
6. 絵の中で数えよう
絵本の中から細かい絵がたくさんある場面を選び、動物や花、赤い物がいくつあるか数えてもらいます。数え忘れたり二重に数えたりしないよう、集中が必要です。
遊ぶときのコツ
- お子さまの頭がすっきりしているときに。 おなかがすいているとき、疲れているとき、寝る前は避けましょう。
- テレビを消し、使っていないスマホはしまって、気が散るものを減らしましょう。
- まだ遊びたがっているうちに終えましょう。 楽しいところで終えると、次を楽しみにしてくれます。
- 難しさは少しずつ上げましょう。 できるたびに、物を1つ、カードを1組、言葉を1つ増やします。
専門家に相談したほうがよいとき
好きなことも含めて、どんな活動にも集中するのがとても難しい場合や、先生から長いあいだ指摘されている場合は、小児科医に相談して適切なアドバイスを受けてください。
Dologiには何がある?
Dologiの「きおく」のテーマにはカードめくりや場所を覚える遊びが、「しゅうちゅう」のテーマにはまちがい探し、ひみつの絵、ひみつの暗号があり、「きく」のテーマでは高い音と低い音、長い音と短い音を聞き分けたり、メロディーをまねしたりします。どのセッションも短く、小さな子どもの集中できる時間にぴったりです。Webで試してみてください。
まとめ
- 集中できる時間は年齢とともにのび、短い練習のほうが長い練習より効果的です。
- 「何がなくなった?」、神経衰弱、まねして言うなどの5分間の遊びは、記憶力と注意力を育てるのにぴったりです。
- 頭がすっきりしているときに、気が散るものを減らして、難しさを少しずつ上げながら遊びましょう。
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